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大人気ドラマ「SHERLOCK」はとてもリスキーな挑戦だった! BBC幹部が語る

2013年2月14日
英国国営放送局BBCの幹部であり、ドラマのコミッションを担当しているベン・ステファンソンが、人気ドラマ「SHERLOCK」の制作はBBCにとって大きなリスクであったと米The Hollywood Reporterとのインタビューで告白した。

イギリスには「TVライセンス制度」といのがあり、国営放送局BBCがTVを所有している人からお金を徴収する制度である。BBC局の電波を受信できる機器を持っているだけで、徴収の対象となり、払わなければ罰則が課されることになる。この制度を利用し、国民からの支援を受けることで、BBCは自作で良質の番組制作を可能にしている。

しかしながら近年、イギリスではBBC以外の放送局のドラマの質が向上しており、「ダウントン・アビー」などのようにイギリスを越えて評価されるドラマも生み出されている。BBCはそのような状況下で自らの境界線を押し広げ、リスクをとることで素晴らしい作品を制作できるとステファンソンは述べる。その一例が「SHERLOCK」であった。

イギリスやアメリカを始め、世界中で大人気のドラマ「SHERLOCK」。日本でも多くのファンを獲得し、出演俳優らはこのドラマを機にハリウッド進出を成し遂げた。これだけの成功を収めたドラマも、世界市場を視野に入れての制作は賭けであったようだ。

「作品の雰囲気はBBCのみとしかマッチしないんだ。そこで敢えてリスクをとり、BBCの雰囲気を残したことが、世界的成功へとつながったんだと思う」

ドラマのクリエーターの一人であるスティーブン・モファットも、今のように大きくなるとは予想していなかったとのこと。

「リスクをとれば、必ず多くの視聴者を得ることができると僕は信じてる」こう述べるステファンソン、リスクをとってくれたBBCに世界中の「SHERLOCK」ファンは大感謝である。

「SHERLOCK」シーズン3は来月撮影開始予定。
 
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