「The Bernie Mac Show」バーニー・マック急逝

米FOXネットワークで2001年から2006年放送の人気コメディ「The Bernie Mac Show」で主演していた人気コメディ俳優バーニー・マックがアメリカ現地時間8月9日享年50歳。

米Peopleが報じた内容によると、バーニーは9日午前2時に入院先のシカゴの病院で妻ロンダと30歳になる娘ジェニースが見守るなか息をひきとったとのこと。バーニーは先月24日に高熱と呼吸困難のため入院し、重度の肺炎と診断されICUで人工呼吸器を装置し治療を受けていたが合併症のため他界してしまった。蘇生処置により一度は息を吹き返したが、1時間後に永眠したという。

バーニーは1983年に炎症性肺疾患と診断され、2005年に難病サルコイドーシスであったが寛解したことを告白している。なお、今回の肺炎とサルコイドーシスは関係ないものだと入院時にマネージャーは発表している。

コメディ王とよばれたバーニーは、1977年に生まれ育ったシカゴでスタンドアップ・コメディアンとしてのキャリアをスタート。コメディアンとしてのスタイルを決して変えることをしなかったためハリウッドではなかなか芽が出なかったが、HBOで放送されていたコメディ・バラエティー番組「Def Comedy Jam」に出演し注目されるようになった。人気TVドラマ「モエシャ」などにゲスト出演した後、「The Bernie Mac Show」で大ブレイク。映画「オーシャンズ11」などのオーシャンズ・シリーズや、「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」「トランスフォーマー」にも出演し、多くのファンを喜ばせていた。

バーニーの葬儀は8月15日に行われる予定とのことだが、場所は明らかにされていない。遺族は、故人を偲ぶ気持ちがある方は、ぜひBernie Mac Foundation for Sarcoidosis(住所:40 E. Ninth St., Suite 601, Chicago IL 60605. )に寄付して欲しいと呼びかけている。