スーザン・ボイル、自身が抱えるアスペルガー症候群の症状についてを激白！ 「つないでおかないとダメな唯一の歌手」

英オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」にて鮮烈なデビューを飾り、一躍有名歌手となったスーザン・ボイル(53)が、自身が抱えるアスペルガー症候群についての詳細を赤裸々に告白。悩ましくも、前向きに症状と付き合う日々を明かした。

アスペルガー症候群とは、特定の分野においては驚異的な集中力や知識を発揮するものの、いわゆる「場の空気を読む」ことが苦手で、感情表現が困難といった特徴を持つ、広汎性発達障害の一種。スーザンは昨年12月、アスペルガーだと診断を受けたことを告白していた。

今回、英DailyMailのインタビューを受けたスーザンは、その中で自身が抱えるアスペルガーの症状について言及。自身の“予測不能な行動”について、口を開いた。

「ステージ上では起きないの。そうね、ステージを降りてから起こるのよ。いつもそう」と話すスーザン。しかし「いったい(自分の言動の原因が)何なのかを知ってからは、だいぶマシに付き合えるようになったわ」と、診断を受けて以来、楽になったことを明かした。

いまでは「私って、リーシュ(つなぎ紐)が必要な、たったひとりのアーティストよ!」とジョークまじりに話すスーザンだが、「ここにいたくないって思えば、パニックを起こす可能性もある。鬱(うつ)状態になることも。(そういう場合は)どこかへ行って、自分に素直になるの。それから戻ってくるわ。いつだって戻ってくるの」と自らの状態について話している。

アスペルガーと上手く付き合うコツについて、スーザンは「緊張しないこと」だと指摘。「相手が“私はあなたを恐れていません”って態度を示してくれればいいの。アスペルガーのひとって、どうやって他人を信じていいかがわからなくて、壁を築いちゃうから。私はそうしないよう努めているわ。みんなを受け入れたいの」と、前向きにアスペルガーと向き合う姿勢を見せている。