20歳のイギリス人モデルが誘拐される！ スーツケースに入れられ闇ネットオークションに・・・その壮絶な犯行内容とは

イギリス人モデルが誘拐され、ネットオークションに売り出されそうになるというなんとも恐ろしい事件が起きた。

People誌が報じたところによると、誘拐されたのはクロエ・アイリング(20)さん。警察が出した声明によるとクロエ・アイリングさんは7月11日、写真撮影のためにイタリアのミラノにある廃墟の店舗に行った。

しかしその撮影はなんと「ブラック・デス」という名のオンライン犯罪グループが仕掛けたウソの撮影であり、気付かずに撮影現場に来たクロエさんを犯人が捕まえ暴行。ケタミン(麻酔薬)で彼女を眠らせ、旅行用カバンに詰めたという。

その後犯人はクロエさんを伊トリノの小さな家に運び、手錠でつなぎなんと6日間拘束した。

誘拐犯はクロエさんを「“性的サービス”としてネットの闇オークションにかける」と、クロエさんの事務所を脅迫。オークションをやめてほしければ、身代金として30万ドル(約3千300万円)を支払うように要求したという。

しかしクロエさんに2歳の小さい子供がいると分かった犯人は、彼女を不憫に思ったのか、自らクロエさんをイギリス領事官へと連れて行き、その後逮捕された。

クロエさんインスタグラム

Chloe Aylingさん(@chloeayling)がシェアした投稿 - 2017 4月 25 9:07午前 PDT

この恐ろしい事件に巻き込まれてしまったクロエさんは事件後、警察を通じて声明を発表。

「黒い手袋をした男が後ろから襲ってきて、首と口を押えられ叫ぶことができませんでした。2人目の男はわたしの右腕に注射を打ちました。そこでおそらく意識を失いました。起きたときはピンクのボディースーツを着せられていました。車のトランクに入れられているということに気づいて、手と足には手錠がかけてありました。バッグに入れられていて、ほんの小さな穴から息をするのが精いっぱいでした」

またDaily Mail誌によると、クロエさんは事件後、自宅のあるイギリスに4週間ぶりに帰国。「恐ろしい事件に巻き込まれてしまった。命の危険を1分1秒、ずっと感じていました」「4週間ぶりに家に着いて、まだ気持ちの整理がついていません」と話しているという。

現在は警察と一緒に現場検証などを行っているというクロエさん。警察による調査は今も行われている。身の毛もよだつショッキングなニュースだが、命に別状はないようでなによりだ。