「24」で成功した親友キーファーの影響? ジェイソン・パトリックもTVに本格進出か

映画「スピード2」「私の中のあなた」などで有名な俳優ジェイソン・パトリックが、FXで放送予定のドラマ「Powers」のパイロットに主演することが明らかとなった。

人気コミック・シリーズを映像化する「Powers」で、ジェイソンが演じるのは、超能力にまつわる事件を扱う殺人課の刑事、クリスチャン・ウォーカー役。

FXは、「ウォーカーは非常に複雑なキャラクターなので、彼をリアルに演じてもらうには、映画『RUSH/ラッシュ』『NARC　ナーク』で素晴らしい演技を見せたジェイソンのような役者が必要でした。ジェイソンはこの役にぴったりで、彼が(シリーズ化予定の)TVドラマに初めて挑戦するのに、FXの作品を選んでくれたことを光栄に思っています」と声明を発表した。

ジェイソンは、父親が「エクソシスト」のカラス神父役で有名な俳優ジェイソン・ミラー、母方の祖父が「ハスラー」の名優ジャッキー・グリーソンというサラブレッド。映画出演2作目の「ロストボーイ」で人気がブレイク、その後、「スピード2」「スリーパーズ」といったヒット作に主演し、俳優として着実に地位を築いてきた。

一方で、彼は90年代にはゴシップ・ニュースをにぎわせたこともあった。ジェイソンは、映画「ロストボーイ」で共演して以来、キーファー・サザーランドと仲の良い友人として知られていたが、キーファーが人気女優ジュリア・ロバーツと婚約破棄した際に、ジュリアと共にヨーロッパへ逃避行。その後、彼女と交際を始めたことから、大いに世間の注目を浴びた。

だが、そんな紆余曲折を経て、今年、ジェイソンはキーファーと共にブロードウェイに出演。父ジェイソン・ミラーがピューリッツァー賞を受賞した名作「栄光の季節」の舞台に一緒に立ち、旧友との再共演を果たしている。

これまで映画中心に活動してきて、TVは単発の作品にしか出演してこなかったジェイソンだが、キーファーに触発されて、TVシリーズの人気ヒーローを目指すのか?

「Powers」のパイロットは、シカゴで7月にクランクインする予定だ。
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