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ジョン・ボン・ジョヴィが貧しい人のお腹を満たす

2011年10月25日
“料理代金はあなたのお気持ち次第”そんなレストランをオープンさせたのは、米ロックバンド「ボン・ジョヴィ」のボーカル、ジョン・ボン・ジョヴィだ。

ジョン・ボンジョヴィ・ソウル財団が、ジョンの出身地ニュージャージー州にオープンさせた慈善レストラン「JBJソウル・キッチン」では、メニューに価格は載っておらず、1人20ドル(約1500円)の寄付金だけで何でも食べられる仕組み。

お金がない人でも、レストランで調理や給仕の手伝い、皿洗い、芝刈りなどをすることで、自由に食事ができるという。

また、ボランティア団体「Lunch Break」で活動することでも、食事券をもらうことができるそうだ。

【動画】ジョン・ボン・ジョヴィが貧しい人のお腹を満たす

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慈善レストランというと、なにやら質素なメニューを思い浮かべがちだが、ここで出される食事はオーガニック野菜やポークチョップなど栄養満点のご馳走ばかり。

ジョンも「健康的な食事を提供するんだ。僕は料理はできないけど、皿洗いの達人なんだよ」と胸を張っている。

さらにレストランを作った経緯について「現在、アメリカでは、5つの家庭のうち1つが貧困層に属し、6人に1人が満足な食事にありつけていない。何かしなきゃならないと思ったんだ」と語った。

さまざまなセレブがチャリティに精を出すアメリカ。しかし、自分の手で恵まれない人たちを助け、目の当たりにするところまで手がける人はめずらしい。

ジョンは妻のドロセアと共に、車のメカニック用品店を赤い外壁の可愛らしいカフェに改造。住民たちが相互に交流できるような、地域コミュニティの場にしたいと考えているという。

これまでにも、ジョン・ボンジョヴィ・ソウル財団は、貧困層を救うため、チャリティとしてフリース素材の毛布を販売したり、250戸以上もの家屋を建設したりしている。

着飾ってチャリティパーティーに通うのではなく、自分の手で身近な人を幸せにする姿勢を見ると、ファンならずとも“さすがジョン”と唸ってしまうことだろう。
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