映画「アベンジャーズ」大ヒットで、ある食べ物がバカ売れ

アメリカで公開中のハリウッド大作映画「アベンジャーズ」の最後に流れるシーンで、出演者たちが1つのテーブルを囲み、あるものを食べている。実はこの食べ物が、「アベンジャーズ」が一般公開されてからというもの、ロサンゼルスで飛ぶように売れているというのだ。

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その食べ物の名前は「シャワルマ」。中近東の庶民料理で、薄く延ばして焼いたナンのようなパンに、グリルしたチキンや羊の肉をスライスし、野菜やマヨネーズのような特製ソースと共に巻いて食べる。中近東のファーストフードとも呼ばれている。

「アベンジャーズ」は、人気映画「アイアンマン」シリーズ、「マイティ・ソー」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、「インクレディブル・ハルク」のスーパー・ヒーローたちが一同に会する話題のアクション大作映画。作品でスーパーヒーローを演じた豪華キャストたちが、とある飲食店でテーブルを囲みシャワルマを食べているシーンが、映画の最後に流れており、これを見た観客が同じものを食べようと中近東系レストランに押しかけているのだ。

米TMZが、ロサンゼルスにあるシャワルマを販売しているレストランを調査した結果、「アベンジャーズ」が一般公開された5月4日以降、シャワルマの売れ行きが爆発的に伸びたとのこと。ハリウッドに店を構えるレバノン料理店Ro Ro’s Chickenのマネージャーは、映画公開から数日後に、シャワルマの売れ行きが一気に80%もアップしたことを告白した。

なお、人気映画俳優アダム・サンドラー主演の映画「エージェント・ゾーハン」が2008年に公開されたときも、今回と同じシャワルマブームがまき起こった。この映画でアダムは、イスラエル特殊部隊の凄腕エージェントを演じており、作中でシャワルマにちなんだジョークが登場したため、関心を持たれたようである。

日本ではあまりなじみのないシャワルマだが、「アベンジャーズ」を見たら食べたくなる人が出てくるかもしれない。「アベンジャーズ」は8月17日に日本公開予定。