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トム・クルーズがサイエントロジーをモデルにした新作映画に物申す?

2012年5月24日
ハリウッドにも熱心な信者が多いことで知られている宗教団体サイエントロジー。その創始者であるL・ロン・ハバードをモデルにしたと言われているポール・トーマス・アンダーソン監督の新作映画「THE MASTER」に、トム・クルーズが“物申している”と報じられている。

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」以来、5年ぶりのアンダーソン監督の新作となる「THE MASTER」は、先日カンヌ国際映画祭で約5分ほどの本編映像が上映されたことも話題を呼んだ期待作。カルトなムーブメントを起こすカリスマ的な宗教指導者をフィリップ・シーモア・ホフマンが演じ、彼の右腕となっていく男をホアキン・フェニックスが演じる。

【動画】トム・クルーズが“物申す”?「THE MASTER」予告編


本作の主人公は、かねてよりサイエントロジーの創始者、L・ロン・ハバードをモデルにしているのではないかと報じられてきたが、アンダーソン監督は、ハリウッドの中でもサイエントロジーの信者として有名なトム・クルーズに、いち早く「THE MASTER」を見てもらったらしい。

米The Wrapによると、1999年にトムにオスカー・ノミネートをもたらした映画「マグノリア」のメガホンをとったアンダーソン監督は、今でもトムと個人的に仲がよく、彼に「THE MASTER」の試写を見せたとのこと。だが、トムは映画の中のいくつかの部分を“問題”にした、という関係者の証言を伝えている。

なお、「THE MASTER」について、サイエントロジーの広報は「マスコミ報道されていることしか関知していない」とコメント。一方、アンダーソン監督は、ハリウッドでやはり熱心な信者のひとりとして知られるジョン・トラボルタにも、映画を見てもらうことを考えているという。

早くも話題を呼んでいる映画「THE MASTER」は、アメリカで10月の公開が予定されている。
 
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