「SAYURI」チャン・ツィイーに中国高官との“援助交際”疑惑

「ラッシュアワー2」「SAYURI」など、ハリウッドでも活躍する中国の有名女優チャン・ツィイーが、中国政府の高官と援助交際していたと、香港の博訊新聞網が報じている。

チャン・ツィイーの相手とされるのは、中共中央政治局委员も務めたことのある高官で、今年4月に、党紀に違反したとされ、中央政治局委員を解任された薄熙來。報道によれば、薄熙來は親しくしている男性を介して、2007年から2011年の4年間、チャン・ツィイーと10回以上にわたって密会。最初の密会だけでも、彼女に1億円にのぼる金額を渡した疑惑を持たれているという。

現在、薄熙來の調査を続けている当局は、この件についてチャン・ツィイーに対しても取り調べを行い、彼女の出国を禁じていると伝えられている。先日開催されたカンヌ国際映画祭で、チャン・ドンゴンとの共演作「危険な関係」が上映されたにもかかわらず、チャン・ツィイーが映画祭に現れなかったのは、この事件が原因ではないかとするメディアもある。

チャン・ツィイーのスキャンダルが報じられるのは、これが初めてではない。これまで中国メディアは、たびたびチャン・ツィイーと富豪や高官との噂をニュースにしてきた。2008年には、彼女が大手映画会社の株主でもあるイスラエル人実業家のヴィヴィ・ネヴォと婚約を発表したことが大きな話題となったが、その後、二人は財産分与をめぐって対立、破局したと伝えられている。

1998年に、中国の名匠チャン・イーモウ監督の映画「初恋のきた道」で初々しい少女を好演して注目されたチャン・ツィイーも、いまや中国を代表する国際女優。だが、博訊新聞網は、この10年、複数の富豪や高官との“援助交際”によって、彼女が100億円以上を手にしてきたと報じており、ファンの間にも衝撃が走っている。

これまでにも無責任な噂やスキャンダルを書き立てるマスコミには、真っ向から反論してきた彼女だが、現在のところ本人のコメントは発表されておらず、マネージャーとも連絡がつかない状態だという。