Twitter
YouTube
Instagram
Facebook
注目トピックス
海外ニュース詳細

米ドラマ「The Newsroom」が東京電力を題材にしたエピソードを放送

2012年7月30日
松崎 悠希
松崎 悠希

米ケーブルテレビ局HBOの新ドラマ「The Newsroom(原題)」で、日本を題材にしたエピソードが7月29日、放送され、話題になっている。

同作は、映画「ソーシャル・ネットワーク」脚本家アーロン・ソーキンが手がけるニュース番組の裏側を描いた物語。実際に起きた事件を題材にして、クセのある同僚とともに報道番組を作っていく現場を描いたヒューマン・ドラマ。

映画「ジム・キャリーはMr.ダマー」のジェフ・ダニエルズが主人公のニュースキャスター役を演じているほか、オリヴィア・マンやジェーン・フォンダなど豪華キャストが出演。今年6月24日に放送された同作シーズン1のプレミアは、視聴者数214万人を記録するという好調なすべりだし。すでにシーズン2の製作・放送が決定している。

そんな話題の同番組だが、7月29日に全米で放送された第6話“Bullies” では、日本の原発問題と東京電力が取り上げられた。

あらすじは、急遽ニュース番組の司会者の代役を務めることになったオリヴィア・マン演じるスローンが、旧知の仲である東京電力の広報担当者ダイスケ・タナカを生放送でインタビューすることになる。放送前のオフレコのインタビューでは、福島第一原発の状況をレベル7と言っていたタナカだが、いざ放送が始まるとレベル5としか認めない。そこでスローンがある行動にでる・・・というもの。(ストーリーはフィクション)

【動画】「The Newsroom」第6話“Bullies”予告編


このエピソードで、東京電力の広報課長ダイスケ・タナカ役を演じたのは、アメリカ在住の日本人俳優、松崎悠希(30)。松崎は、高校卒業後、俳優を目指しニューヨークに渡り、映画「ラストサムライ」「硫黄島からの手紙」「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」などに出演。着実にキャリアを積み重ねている注目の若手俳優だ。

今回の出演について、松崎はTVグルーヴの取材に対し、次のようにコメントしている。

「アメリカのドラマに登場する東京電力の広報役なので、どうしても悪役かと思ってしまいがちですが、組織と良心との間で板ばさみになり葛藤する、一人の人間として描かれています。日本人が見ても、怒りと同情とが沸き起こって来る不思議な役ですので、ぜひご覧になって頂けると嬉しいです」

松崎はこの役を演じるにあたり、出演料を全額「福島県災害対策本部」に寄付した。

なお、本作には松崎のほかにも、映画「トゥルーマン・ショー」や海外ドラマ「HEROES/ヒーローズ」などへの出演で知られる日本人女優、中村佐恵美と、映画「ラブ・アゲイン」などに出演している日本人女優、春名あみが出演している。

現在のところ「The Newsroom」の日本放送は未定。質の高い番組として批評家からも高い評価を受けている作品だけに、今後、日本での公開に期待したい。
 
関連ニュース
海外ニュース
国内ニュース
DVDニュース
特集記事
ランキング/まとめ