「アメリカン・アイドル」シーズン12の新審査員正式発表!マライア・キャリー、ニッキー・ミナージュ、キース・アーバン&続投のランディ・ジャクソン

人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」シーズン12の新しい審査員が発表された。新シーズンの審査員を務めるのは、シーズン1から出演しているランディ・ジャクソンのほか、人気歌手のマライア・キャリーとニッキー・ミナージュ、カントリー歌手キース・アーバンの4人。

米TVガイドによると、「アメリカン・アイドル」は、ニッキーかキースの内の一人との交渉が長引いていたが、無事成立にこぎつけたとのこと。シーズン12のオーディションは16日に、ニューヨークからスタートする予定であり、ぎりぎりの決定となった。放送局からの正式発表会は現地時間17日にニューヨークのプレス・コンファレンスで行われるという。

「ザ・ヴォイス」や「X ファクター」などライバル番組が増えた「アメリカン・アイドル」だが、大スターを審査員席に座らせることで視聴者を取り戻したいと考えているようだ。FOXは、大物スター3人と契約を結んだ理由を、「前シーズンも視聴率トップで終えることができたが、数字的には下がっていた。オーディション番組は他にもある。我々は常にフレッシュさを保たなくてはならない状況に置かれている」と説明している。

「X ファクター」など、これまでに他のオーディション番組から審査員入りをオファーされていたマライアは、一番乗りで契約を結んだ。契約成立した7月23日は、FOXが報道関係者に向けて新作番組・ドラマをお披露目するTCAプレス・ツアーの日であり大きな話題になった。なお、マライアにとって、これが初めてのTV番組へのレギュラー出演となる。

その後、ケイティ・ペリー、アラニス・モリセット、カニエ・ウエスト、ブラッド・ペイズリー、ショーン・コムズ、ニック・ジョナス、ファレル・ウィリアムス、エンリケ・イグレシアスらの名が候補にあがった。エンリケは契約を結ぶ直前までいったそうだが、契約金の面で決裂してしまったようだ。

だが、「アメリカン・アイドル」は、今ノリに乗っているニッキーを見事獲得。そして、キース獲得にも乗り出した。キースはオーストラリア版「ザ・ヴォイス」の審査員を務めており、その仕事ぶりには定評があった。カントリーミュージック界の大スターである彼は、これまで1500万枚のアルバムを売り上げており、14曲が1位を獲得。カントリーミュージック部門でグラミー賞も4つ受賞している。

ちなみに、マライアの出演料は1年間で1700万ドル(約13億6000万円)、ニッキーは1000万ドル(約7億8000万円)、キースは400万ドル(約3億1000万円)だと報じられている。

4人が審査を務めるシーズン12は、アメリカで2012年1月に放送開始となる。