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日本在住R&Bシンガー マット・キャブにインタビュー! J-POP英語カバー制作の“コダワリ”を語る! 「翻訳」を超えた、リスナーに届く“英語詞”へ
2016年6月30日
マット・キャブ (c)TVGroove.com
米サンフランシスコ出身で、現在は日本在住でR&B歌手として活躍する、マット・キャブにインタビュー。英語でのJ-POPカバーならではの苦労や、聞きどころを明かしてもらった。
マット・キャブは、YouTubeでの総再生回数2000万回を誇る人気歌手。透き通るような歌声を持ち、YouTubeMusicAwardsでは、「世界のクリエイター50人」に、日本から唯一選ばれるなど、高い評価を受けている。2013年には、英語で歌うJ-POPカバーアルバム「ONGAKU」が話題に。今年7月27日は、満を持して第二弾「ONGAKU2」をリリースする。歌手以外にも、ソングライター、プロデューサーの顔を持つ彼は、どのようにして新作を作り上げたのか。流暢な日本語で、プライベートからアルバム制作の細かな裏話まで、いろいろな話を聞かせてくれた。
Q.サンフランシスコご出身とのことですが、日本に来てどれくらい経ちましたか?
「結構長いですね。9年ほど前に日本へ来ました。(いまだに驚くことはありますか?)はじめて来たときはいろいろ驚きましたけど、いまでもありますね。日本はすごく安全。財布を落としても戻ってくる。アメリカだとありえないことなので(笑)、それはすごくいいことだと思います」
「(逆にすっかり日本流に染まってしまったなと思うときは?)多いですね。たとえばニューヨークに行ったときのことなんですけど、タクシーのドアが自動じゃないんです。なので(降車時に)ドアを開けたまま、タクシーを離れてしまって。“ありがとうございます~”って。そうしたら運転手さんに、“何やってんの!?”ってすごい怒られちゃった(笑)」
「あとコンビニでの支払い。アメリカについてからすぐコンビニへ行ったから、財布にまだ円が入っていたんです。(大きい額は)ドルで払ったのに、細かいのを円で払っちゃった。店員さんが“何これ!?”って。フェイクマネー(偽金)だと思われちゃって(笑) ごめんなさいって謝りました。そういうことは多いですね」
Q.最初は留学生としての来日だったと伺っていますが、どんなきっかけで歌手になったのでしょうか?
「そうです。最初は上智大学の留学生として、日本へ来ました。もともと高校時代から音楽活動をしていて、ずっと音楽をやりたかったんですけど、日本でやるとは思っていなかった。留学生として、日本の文化や生活が大好きになって、日本に住みたいと思うようになりました」
「おもしろい話なんですけど、卒業してから一旦帰国したのに、どうしても日本に住みたいと思い、英会話の先生としてビザを取ってまた日本へ来たんです。そうしたら、いきなりいまのマネジメントから連絡が来て、“YouTubeで映像を観て気に入ったので、ミーティングをしないか”と。それで契約して、いまも一緒にがんばっています。結構、運命的な出会いでしたね」
Q.小さいころから歌を歌ってらしたのですか?
「お父さんが歌を歌っていたんです。この間、ファザーズ・デイ(父の日)だったので写真をアップしたんですけど、すごいそっくり。お父さんはずっと憧れで、歌手になりたかったんです」
Q.最新作「ONGAKU2」を7月27日リリースされますが、こちらはどんな作品ですか?
「今回の作品は、J-POPのヒットソングのEnglishカバーです。ちょっと自分らしく、英詞を書いて、アレンジも変えて、おもしろい形になっていると思います。たぶん全曲が、誰でもわかる曲だと思います」
「(選曲の基準は?)もともとJ-POPは好きなんです。前作(2013年にリリースした『ONGAKU』)は自分が影響された曲をチョイスしたんですけど、今回はみんながわかる曲にしようと思って選びました。英語の魅力を使って、リスナーたちの耳に英語の詞が入ってくるかなぁと思って、ずっとやりたいことだったんです」
Q.全楽曲の訳詞をご自身で行ったそうですが、リードシングル「海の声」で、特に苦労した点は?
「がんばりました! (『海の声』の)原曲はとてもシンプルな歌詞で、まっすぐな内容。難しかったのは、そのまま直訳するとダサい英語になってしまう。そこは気を付けて、英語の歌詞を作りました」
「(この訳は絶妙!と自画自賛したくなる箇所は?)サビですね。まっすぐな歌詞なんです。Englishになったとき、もう少し絵になる歌詞にしました。“Hear your voice / You whisper to me”という部分に、詩的な雰囲気が出ていると思います」
Q.マットさんはプロデューサーやソングライターとしての顔もお持ちですが、今作のアレンジにもこだわりがあったのでしょうか?
「いろいろこだわりました! 今回はカバーアルバムなので、原曲のアレンジもあまり崩さずに、キープしながら新しい聞こえ方を探したかった。テンポを上げて、キャッチーな感じにしたり。『海の声』も、もともとバラードだったんですけど、夏になったので、もう少しキャッチーな雰囲気を足しています」
Q.「海の声」のミュージックビデオが公開されていますが、感想は?
「夏っぽい感じで、カップルが一緒に聞きながら、夏を楽しんでいる雰囲気を出したかったんです」
「(主演の佐野ひなこさんは?)やっぱり……すごいですよね(笑) オーラというか。2ショットも一緒に撮りましたけど、見たらわかるとおり緊張しましたね。ぼくは硬すぎですね(笑)」
【動画】佐野ひなこ主演! マット・キャブ「海の声」
Q.今作では、オリジナルは女性が歌われていた曲を多くカバーされています。女性の視点で描かれた曲はどういう意識で歌いましたか?
「少し男目線に変えているので、新しい形になっていて面白いと思います。歌詞の訳は少しチャレンジ(挑戦)でした。Chayさんの曲(「あなたに恋をしてみました」)には、ヒールをはくって歌詞があるんです。ここはどうしようと思って(笑) 結果どうなったかは、いま教えないんですけど、すごいいい歌詞になっていると思うので、みなさんにチェックしてほしいです!」
「(日本語は男女差がかなりありますが、英語は?)そこはすごく難しかったんです。実は歌詞を書くシステムを考えていて、たとえば音数や、原曲と似ている音を使い、歌詞と意味をキープしながら、内容ももちろん考えて、すごく厳しく作りました。ただの翻訳じゃないんです。直訳すると、ダサい英語になってしまう可能性も高いので、いっぱい考えました。だからちょっと時間がかかりましたね。満足するまでがんばりました」
Q.こうした経緯を経てきて、一番歌うのが難しかった楽曲は?
「全部が簡単とは言えないんですけど、Rihwaさんの『春風』という曲。良い曲なんですけど、歌詞も“桜”とか日本っぽく、サビのメロディーもJ-POPな感じ、コード進行もドラマチック。少し難しかったんですけど、いい感じに仕上がっていると思います」
「ダイナミックな曲なので、サビにすごく気持ちを込めて歌いたかった。原曲通り、強い気持ちで歌っています!」
Q.カラオケでマットさんの曲をうまく歌う秘訣は?
「今回のアルバムは全部英語の詞なので、そこが(ファンの皆さんには)一番難しいと思います。メロディーは全部ヒット曲なので、たぶん聞いたことがあると思うから、ぜひ英語の詞にチャレンジしてほしい!」
「男性にはキーが高いかもしれないけど、カラオケでぜひ調整してもらって(笑)歌ってください」
Q.目標としている、憧れの歌手はいますか?
「いっぱいいますね。このアルバムでカバーした曲でコラボしたアーティストもいるんですけど、事務所メイトのMACO。今作では『LOVE』をカバーしています。一応、後輩なんですが、すごく尊敬しています。歌もうまくて、アーティストっぽく活動していますよね」
「二度、コラボ歴のあるシェネルも。今回は彼女の『Happiness』という曲をカバーしました。前に、シェネルがm-floの楽曲をカバーしたときに参加したり、去年はぼくのオリジナルアルバムの1曲『Last Forever』にシェネルもフィーチャリングしてくれたり。それで今回は、シェネルのオリジナル曲をぜひカバーしたいと思ったんです。彼女とは友だちみたいな関係で、結構LINEとかで連絡もしているんです。(歌が)すっごいうまくて、スタジオでは一発テイクも多かったので、すごく尊敬しています」
「(今回のコラボの話をしたときは?)シェネルはいつも盛り上がっている感じなので、LINEしたら“Yeah, Let’s go!!”みたいな感じで(笑) すごいモチベーションも上がって、がんばらないと…って思いました(笑)」
【動画】仲良しシェネルの曲をカバー! マット・キャブ「Happiness」
「もう一曲、ぼくがプロデュースした、アッコさん。(和田アキ子さんを)アッコさんって呼ばせていただいているんですけど、今作ではぼくが去年プロデュースしたアッコさんのアルバム(『WADASOUL』)から、『THE MUSIC』という曲をカバーしました。ぜひセルフカバーしたかったんです。自分が作った曲を、違う感じでみんなに聞いてもらいたかった。プレッシャーはすごいありましたね。アッコさんの曲なので、一生懸命がんばりました!」
Q.オフはどんなことをして過ごしていますか?
「結構、アクティブなタイプで、スポーツが大好きなんです。最近、晴れた日は公園に行って、運動したり、ジョギングしたり、バスケをしたりしています。あんまりだらだらはしないかな。1日寝てるなんて、もったいない気がするんですよね」
Q.ツイッターでは気さくにファンと交流されていますね。ご自身にとって、ファンはどんな存在ですか?
「コメントは返事をするようにしています。ファンはすごく大事にしたい。ぼくのキャリアも、音楽活動できているのも、ファンのおかげなので。もちろん、感謝の気持ちは持っています。だからツイッターでは全部、返事するようにしています」
「インストアライブでは、写真会やサイン会をやっているんですけど、そういうときがうれしい。応援してくださるファンたちと、実際に会えて、顔を見て話せて、すごくうれしくなります。『海の声』の感想も届いていて、ポジティブな反応が結構あって、すごくうれしいです」
Q.「海の声」にちなんで、マットさんがつらいときに聞きたくなるのは誰の声ですか?
「いい質問ですね。やっぱり家族の声を聞きたい。特にお母さんの声かな(笑) 聞くと安心しますよね。すごく仲がいいので、困ったときは相談したり。いま(家族は)アメリカに住んでいるので、フェイスタイムでよく話します。外でもいきなり“ハイ、ママ! How are you?”とか連絡しちゃう(笑) そういうサポートがないと、ぼくはこんなにがんばれないと思います」
Q.マットさんのモットーを教えてください
「ひとつタトゥーを入れていて、腕に“音楽命”って入っているんです。モットーをこんなに大事にして、身体に入れましたっていう(笑) このタトゥーは18歳の誕生日に入れたもの。音楽があれば、人生が楽しくなると考えていました」
「あとは“カルペ・ディエム(Carpe diem)”というラテン語。日本語では“その日を摘め”って訳されるんですけど、毎日を一生懸命がんばって、一生懸命楽しんで、人生は一度しかないからっていう意味です。目が覚めたら、そういう態度で生きていきたいと思います」
Q.今後はどんな歌手になっていきたいですか?
「これから『ONGAKU2』で、原曲のメッセージも、自分のメッセージも、たくさんの方に伝えたいと思います。ライブも、小さいステージでも、大きなステージでも、いっぱいライブして、たくさん歌って、ファンのみなさんに心を込めてメッセージを伝えたいと思います」
Q.読者へメッセージをお願いします
「TVGrooveをご覧の皆さん、どうも、マット・キャブです! 自分のニューアルバム『ONGAKU2』が、7月27日にリリースされますので、ぜひぼくの日本のヒット曲のEnglishカバーを、夏を楽しんで聞いていただきたいと思います! Check it out!」
(インタビュー、終わり)
【リリース情報】
『ONGAKU2』
2016年7月27日(水)発売 全12曲収録 UICV-1067 ¥2,200(+税)
※7/1から『ONGAKU2』プレオーダー(予約)がiTunesでスタート!
※「海の声」 [オリジナル:浦島太郎(桐谷健太)] →6月17日(金)より、先行配信中!
Matt Cab公式サイト: //mattcab.com/
【動画】GENERATIONSのヒット曲も収録! マット・キャブ「Love You More」
マット・キャブは、YouTubeでの総再生回数2000万回を誇る人気歌手。透き通るような歌声を持ち、YouTubeMusicAwardsでは、「世界のクリエイター50人」に、日本から唯一選ばれるなど、高い評価を受けている。2013年には、英語で歌うJ-POPカバーアルバム「ONGAKU」が話題に。今年7月27日は、満を持して第二弾「ONGAKU2」をリリースする。歌手以外にも、ソングライター、プロデューサーの顔を持つ彼は、どのようにして新作を作り上げたのか。流暢な日本語で、プライベートからアルバム制作の細かな裏話まで、いろいろな話を聞かせてくれた。
Q.サンフランシスコご出身とのことですが、日本に来てどれくらい経ちましたか?
「結構長いですね。9年ほど前に日本へ来ました。(いまだに驚くことはありますか?)はじめて来たときはいろいろ驚きましたけど、いまでもありますね。日本はすごく安全。財布を落としても戻ってくる。アメリカだとありえないことなので(笑)、それはすごくいいことだと思います」
「(逆にすっかり日本流に染まってしまったなと思うときは?)多いですね。たとえばニューヨークに行ったときのことなんですけど、タクシーのドアが自動じゃないんです。なので(降車時に)ドアを開けたまま、タクシーを離れてしまって。“ありがとうございます~”って。そうしたら運転手さんに、“何やってんの!?”ってすごい怒られちゃった(笑)」
「あとコンビニでの支払い。アメリカについてからすぐコンビニへ行ったから、財布にまだ円が入っていたんです。(大きい額は)ドルで払ったのに、細かいのを円で払っちゃった。店員さんが“何これ!?”って。フェイクマネー(偽金)だと思われちゃって(笑) ごめんなさいって謝りました。そういうことは多いですね」
Q.最初は留学生としての来日だったと伺っていますが、どんなきっかけで歌手になったのでしょうか?
「そうです。最初は上智大学の留学生として、日本へ来ました。もともと高校時代から音楽活動をしていて、ずっと音楽をやりたかったんですけど、日本でやるとは思っていなかった。留学生として、日本の文化や生活が大好きになって、日本に住みたいと思うようになりました」
「おもしろい話なんですけど、卒業してから一旦帰国したのに、どうしても日本に住みたいと思い、英会話の先生としてビザを取ってまた日本へ来たんです。そうしたら、いきなりいまのマネジメントから連絡が来て、“YouTubeで映像を観て気に入ったので、ミーティングをしないか”と。それで契約して、いまも一緒にがんばっています。結構、運命的な出会いでしたね」
Q.小さいころから歌を歌ってらしたのですか?
「お父さんが歌を歌っていたんです。この間、ファザーズ・デイ(父の日)だったので写真をアップしたんですけど、すごいそっくり。お父さんはずっと憧れで、歌手になりたかったんです」
Happy Father’s Day!! やっぱり似てるw pic.twitter.com/O3ytmaFYzp
— Matt Cab (@MattCab) 2016年6月19日
Q.最新作「ONGAKU2」を7月27日リリースされますが、こちらはどんな作品ですか?
「今回の作品は、J-POPのヒットソングのEnglishカバーです。ちょっと自分らしく、英詞を書いて、アレンジも変えて、おもしろい形になっていると思います。たぶん全曲が、誰でもわかる曲だと思います」
「(選曲の基準は?)もともとJ-POPは好きなんです。前作(2013年にリリースした『ONGAKU』)は自分が影響された曲をチョイスしたんですけど、今回はみんながわかる曲にしようと思って選びました。英語の魅力を使って、リスナーたちの耳に英語の詞が入ってくるかなぁと思って、ずっとやりたいことだったんです」
Q.全楽曲の訳詞をご自身で行ったそうですが、リードシングル「海の声」で、特に苦労した点は?
「がんばりました! (『海の声』の)原曲はとてもシンプルな歌詞で、まっすぐな内容。難しかったのは、そのまま直訳するとダサい英語になってしまう。そこは気を付けて、英語の歌詞を作りました」
「(この訳は絶妙!と自画自賛したくなる箇所は?)サビですね。まっすぐな歌詞なんです。Englishになったとき、もう少し絵になる歌詞にしました。“Hear your voice / You whisper to me”という部分に、詩的な雰囲気が出ていると思います」
Q.マットさんはプロデューサーやソングライターとしての顔もお持ちですが、今作のアレンジにもこだわりがあったのでしょうか?
「いろいろこだわりました! 今回はカバーアルバムなので、原曲のアレンジもあまり崩さずに、キープしながら新しい聞こえ方を探したかった。テンポを上げて、キャッチーな感じにしたり。『海の声』も、もともとバラードだったんですけど、夏になったので、もう少しキャッチーな雰囲気を足しています」
Q.「海の声」のミュージックビデオが公開されていますが、感想は?
「夏っぽい感じで、カップルが一緒に聞きながら、夏を楽しんでいる雰囲気を出したかったんです」
「(主演の佐野ひなこさんは?)やっぱり……すごいですよね(笑) オーラというか。2ショットも一緒に撮りましたけど、見たらわかるとおり緊張しましたね。ぼくは硬すぎですね(笑)」
【動画】佐野ひなこ主演! マット・キャブ「海の声」
「海の声」のMVにでてくれた佐野ひなこさん(@hinachimuu ) と!
— Matt Cab (@MattCab) 2016年6月19日
是非MVもチェックしてね
YouTube: https://t.co/B5ZLhAqy6b
DL: https://t.co/sFKytmGgZS pic.twitter.com/qquDrQwvPF
Q.今作では、オリジナルは女性が歌われていた曲を多くカバーされています。女性の視点で描かれた曲はどういう意識で歌いましたか?
「少し男目線に変えているので、新しい形になっていて面白いと思います。歌詞の訳は少しチャレンジ(挑戦)でした。Chayさんの曲(「あなたに恋をしてみました」)には、ヒールをはくって歌詞があるんです。ここはどうしようと思って(笑) 結果どうなったかは、いま教えないんですけど、すごいいい歌詞になっていると思うので、みなさんにチェックしてほしいです!」
「(日本語は男女差がかなりありますが、英語は?)そこはすごく難しかったんです。実は歌詞を書くシステムを考えていて、たとえば音数や、原曲と似ている音を使い、歌詞と意味をキープしながら、内容ももちろん考えて、すごく厳しく作りました。ただの翻訳じゃないんです。直訳すると、ダサい英語になってしまう可能性も高いので、いっぱい考えました。だからちょっと時間がかかりましたね。満足するまでがんばりました」
Q.こうした経緯を経てきて、一番歌うのが難しかった楽曲は?
「全部が簡単とは言えないんですけど、Rihwaさんの『春風』という曲。良い曲なんですけど、歌詞も“桜”とか日本っぽく、サビのメロディーもJ-POPな感じ、コード進行もドラマチック。少し難しかったんですけど、いい感じに仕上がっていると思います」
「ダイナミックな曲なので、サビにすごく気持ちを込めて歌いたかった。原曲通り、強い気持ちで歌っています!」
(c)TVGroove.com
Q.カラオケでマットさんの曲をうまく歌う秘訣は?
「今回のアルバムは全部英語の詞なので、そこが(ファンの皆さんには)一番難しいと思います。メロディーは全部ヒット曲なので、たぶん聞いたことがあると思うから、ぜひ英語の詞にチャレンジしてほしい!」
「男性にはキーが高いかもしれないけど、カラオケでぜひ調整してもらって(笑)歌ってください」
Q.目標としている、憧れの歌手はいますか?
「いっぱいいますね。このアルバムでカバーした曲でコラボしたアーティストもいるんですけど、事務所メイトのMACO。今作では『LOVE』をカバーしています。一応、後輩なんですが、すごく尊敬しています。歌もうまくて、アーティストっぽく活動していますよね」
「二度、コラボ歴のあるシェネルも。今回は彼女の『Happiness』という曲をカバーしました。前に、シェネルがm-floの楽曲をカバーしたときに参加したり、去年はぼくのオリジナルアルバムの1曲『Last Forever』にシェネルもフィーチャリングしてくれたり。それで今回は、シェネルのオリジナル曲をぜひカバーしたいと思ったんです。彼女とは友だちみたいな関係で、結構LINEとかで連絡もしているんです。(歌が)すっごいうまくて、スタジオでは一発テイクも多かったので、すごく尊敬しています」
「(今回のコラボの話をしたときは?)シェネルはいつも盛り上がっている感じなので、LINEしたら“Yeah, Let’s go!!”みたいな感じで(笑) すごいモチベーションも上がって、がんばらないと…って思いました(笑)」
【動画】仲良しシェネルの曲をカバー! マット・キャブ「Happiness」
「もう一曲、ぼくがプロデュースした、アッコさん。(和田アキ子さんを)アッコさんって呼ばせていただいているんですけど、今作ではぼくが去年プロデュースしたアッコさんのアルバム(『WADASOUL』)から、『THE MUSIC』という曲をカバーしました。ぜひセルフカバーしたかったんです。自分が作った曲を、違う感じでみんなに聞いてもらいたかった。プレッシャーはすごいありましたね。アッコさんの曲なので、一生懸命がんばりました!」
Q.オフはどんなことをして過ごしていますか?
「結構、アクティブなタイプで、スポーツが大好きなんです。最近、晴れた日は公園に行って、運動したり、ジョギングしたり、バスケをしたりしています。あんまりだらだらはしないかな。1日寝てるなんて、もったいない気がするんですよね」
Q.ツイッターでは気さくにファンと交流されていますね。ご自身にとって、ファンはどんな存在ですか?
「コメントは返事をするようにしています。ファンはすごく大事にしたい。ぼくのキャリアも、音楽活動できているのも、ファンのおかげなので。もちろん、感謝の気持ちは持っています。だからツイッターでは全部、返事するようにしています」
「インストアライブでは、写真会やサイン会をやっているんですけど、そういうときがうれしい。応援してくださるファンたちと、実際に会えて、顔を見て話せて、すごくうれしくなります。『海の声』の感想も届いていて、ポジティブな反応が結構あって、すごくうれしいです」
Q.「海の声」にちなんで、マットさんがつらいときに聞きたくなるのは誰の声ですか?
「いい質問ですね。やっぱり家族の声を聞きたい。特にお母さんの声かな(笑) 聞くと安心しますよね。すごく仲がいいので、困ったときは相談したり。いま(家族は)アメリカに住んでいるので、フェイスタイムでよく話します。外でもいきなり“ハイ、ママ! How are you?”とか連絡しちゃう(笑) そういうサポートがないと、ぼくはこんなにがんばれないと思います」
Q.マットさんのモットーを教えてください
「ひとつタトゥーを入れていて、腕に“音楽命”って入っているんです。モットーをこんなに大事にして、身体に入れましたっていう(笑) このタトゥーは18歳の誕生日に入れたもの。音楽があれば、人生が楽しくなると考えていました」
「あとは“カルペ・ディエム(Carpe diem)”というラテン語。日本語では“その日を摘め”って訳されるんですけど、毎日を一生懸命がんばって、一生懸命楽しんで、人生は一度しかないからっていう意味です。目が覚めたら、そういう態度で生きていきたいと思います」
(c)TVGroove.com
Q.今後はどんな歌手になっていきたいですか?
「これから『ONGAKU2』で、原曲のメッセージも、自分のメッセージも、たくさんの方に伝えたいと思います。ライブも、小さいステージでも、大きなステージでも、いっぱいライブして、たくさん歌って、ファンのみなさんに心を込めてメッセージを伝えたいと思います」
Q.読者へメッセージをお願いします
「TVGrooveをご覧の皆さん、どうも、マット・キャブです! 自分のニューアルバム『ONGAKU2』が、7月27日にリリースされますので、ぜひぼくの日本のヒット曲のEnglishカバーを、夏を楽しんで聞いていただきたいと思います! Check it out!」
(c)TVGroove.com
(インタビュー、終わり)
【リリース情報】
『ONGAKU2』
2016年7月27日(水)発売 全12曲収録 UICV-1067 ¥2,200(+税)
※7/1から『ONGAKU2』プレオーダー(予約)がiTunesでスタート!
※「海の声」 [オリジナル:浦島太郎(桐谷健太)] →6月17日(金)より、先行配信中!
Matt Cab公式サイト: //mattcab.com/
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