注目トピックス
「ウォーキング・デッド」ユージーン役ジョシュ・マクダーミット来日インタビュー! 出演決定は「俳優人生を変える出来事だったよ」
2017年2月20日
(C)TVGroove.com
全世界で空前の人気を誇る海外ドラマ「ウォーキング・デッド」でユージーン役を演じる俳優ジョシュ・マクダーミット。同作のプロモーションのために来日した彼に、TVグルーヴではこのたび単独インタビューを行った。
昨年12月に東京で開かれた「ハリウッド・コレクターズ・コンベンション(ハリコン)」で初来日を果たしたジョシュは、2月11日に名古屋で開催された「dTV VR体験ラウンジ」オープン記念イベントに出席するために急きょ再来日した。ユージーン役を演じるだけあって寡黙で静かな人物かと思いきや、コメディアンとしても活躍するジョシュ本人は陽気そのもの。短い滞在期間の中で行われた今回のインタビューでは和気あいあいとした雰囲気の中、「ウォーキング・デッド」への出演が決まったときのエピソードや、現在放送中のシーズン7後半の気になる展開などについて盛りだくさんの話をしてくれた。
※シーズン6・7についてのネタバレがあります。
-----------------------------
Q1:今回が二度目の来日ですが、いかがお過ごしですか?
ジョシュ「今回は名古屋を訪れることができたよ。前回は京都に行こうと思っていたんだけど、新幹線のチケットが売り切れていたから、ずっと東京を観光したんだ。今回は前回から1か月しか経っていないけど、さらに日本を楽しめて大満足さ。美味しい天ぷらやうなぎを食べたし、名古屋では『ウォーキング・デッド』のファンに会えて楽しかった。番組が世界中で大ヒットしているってことは耳にしているけど、実際に他の国々でファンに会うまではなかなか実感が沸かないからね」
Q2:ジョシュさんはシーズン4で「ウォーキング・デッド」に初出演されました。ユージーン役が決まったときの心境はどうでしたか?
ジョシュ「思わず涙が出たよ。俳優人生を変える出来事だった。僕はずっとコメディをやってきたから、ドラマ番組への出演なんて考えたこともなくて、ドラマ作品のオーディションを受けたのも『ウォーキング・デッド』が初めてだったんだ。『ウォーキング・デッド』は僕の出演が決まった時にすでに大ヒットしていて、僕もファンの一人だった。自分が応援していて、しかもこんなに大人気の番組に出演できるなんて、ファンとしてこんなに嬉しいことはない。出演が決まったとき、とんでもないことになったと思ったよ(笑)。それ以来、本当に素晴らしい経験を積むことができているよ」
Q3:撮影現場はどんな雰囲気ですか?
ジョシュ「楽しい人が多いから、撮影現場は明るい雰囲気に包まれているよ。でも、繊細なシーンが控えている人がいたら、そっとしておいて役作りに集中できるように配慮するんだ。役作りのためにキャストの誰かが一時的に距離を置くことがあっても、他のキャストはちゃんと理解している。この番組を撮るのは精神的にも肉体的にも過酷なんだ。蒸し暑い季節に撮影するし、スタントをやることもあれば、虫や動物が身体を這ってくることもあるしね。だから、撮影現場の雰囲気を明るくしなければ、悲惨なものになってしまう」
―キャスト全員がお互いを支えあっているんですね。
ジョシュ「まさにそうだね。僕たちはアンサンブルなんだ。アンドリュー・リンカーンやノーマン・リーダス、メリッサ・マクブライドは番組の“看板”だけど、彼らは決して自分たちが“主役”だとは思っていなくて、あくまでアンサンブルとして自分たちを認識している。利己的でなく、協調性のあるキャストに恵まれていることも番組が成功した一つの理由だと思うよ」
Q4:「ウォーキング・デッド」は人気のキャラクターも平気で殺すことで“悪名高い”ですが、キャストは自分のキャラクターの運命を事前に知っているのですか?
ジョシュ「たしかに“悪名高い”ね(笑)。毎シーズンの撮影が始まる前に(プロデューサー兼ショーランナーの)スコット・M・ギンプルから、そのシーズンで自分のキャラクターがどうなるかについてすごく曖昧な情報を聞かされるんだ。例えばシーズン5の撮影が始まる前、スコットは僕に「ユージーンは秘密をめぐって葛藤する」って言ったんだ。ほら、曖昧でしょ?(笑)でも振り返ってみると、たしかに治療法をめぐって大きな隠し事をしていた。いずれにせよ、『第〇話で君のキャラクターは死ぬ』みたいなことは教えず、数エピソード前にヒントをくれるだけなんだ。というのも、スコットがあるキャラクターを殺す展開を考えていても、同時に展開する別のストーリーとの兼ね合いで、その展開を先送りにすることもあるように、ストーリーの細部が変更になることだってあるからね。個人的にはユージーンがこの先どうなるかをもっと知りたいと思うけど、この番組に出られていることだけで嬉しいから、ユージーンの生死について考えすぎず、ただベストな演技をすることだけを考えて撮影に臨んでいるよ」
Q5:ユージーンはいつも強がっていますが、心の底では弱さや恐怖を抱えているという点で、視聴者にとって親近感が沸く存在だと思います。ジョシュさんはユージーンがどのように成長してきたと思いますか?
ジョシュ「ユージーンが初めて登場したとき、彼はすべてが謎に包まれている存在だったけど、物語が進むにつれて、彼にはグループに貢献できるようなスキルがないことがわかっていった。僕が考えるに、そんな中でも自分に自信を持つようになり、グループにもっと貢献するために積極的に立ち上がるようになったことがユージーンにとって大きな成長なんだ。もちろんミショーンやダリルのようにウォーカーを軽々と倒せる“戦士”たちに囲まれる中で肩身の狭い思いもしたと思うけど、ユージーンは知性が自分の最大の武器だということを理解することで自信を付けていった。でも、シーズン7の第1話でエイブラハムとグレンが殺されたことで、ユージーンは少し後ずさりしてしまう。他の仲間と同様、彼もまた自分が終末後の世界を理解していて、生き延びるスキルがあると思っていたけど、あの出来事をきっかけに、この世界のことを何も理解していなかったって気づいたのさ。シーズン7前半は、そうした失われた自信をどう取り戻すかがユージーンにとって大きな課題でもあったんだ」
Q6:ジョシュさんはコメディの経験も豊富ですが、ユージーンを演じるにあたってどう役作りしたのですか?
ジョシュ「ドラマの役とコメディの役は、役作りに関して言えば本質的に同じなんだ。脚本を読みながら、ジョークを思いつくこともあるけど、ドラマの役ではそれがセリフになることはないっていう違いがあるだけでね。ユージーンというキャラクターの役作りをするにあたって、とりあえず彼が非常に頭脳明晰だってことはわかっていたんだ。ここだけの話、僕はユージーンのセリフの意味が全然わからなくて、毎回あちこち調べ回らなきゃいけないんだ(笑)。彼の抑揚のない話し方は僕の兄弟を参考にしたよ。あと、ユージーンは心の中に様々な葛藤があってもそれを表には出さないから、ユージーンを演じていて感情がつい顔に出ないように気を付けているよ。僕はそうは思わないけど、ユージーンは面白いと思われているみたいだね」
―彼の独特な雰囲気が不思議な面白さを醸し出しているのかもしれませんね。
ジョシュ「そうかもしれない。ユージーンは、僕たちのような普通の人が終末後の世界に放り出された後の姿をそのまま描写していると思うんだ。生き延びるスキルもない中、きっと僕たちも怖くなって『誰か助けて!』ってなるはずさ(笑)」
Q7:一番印象に残っているエピソードは何ですか?
ジョシュ「暗くて悲しいエピソードになってしまうけど、シーズン6の最終回とシーズン7の初回かな。あのエピソードは俳優として本当に充足感に得られるものだった。他のキャストたちと一緒に地面の上で膝立ちする中、(ニーガン役の)ジェフリー・ディーン・モーガンが迫ってくるんだ。彼の出演が決まったのは、あのシーンを撮るほんの数日前のことだったんだ。膝立ちしているとき、僕は同じく膝立ちする他のキャストたちとの絆を感じることができて、本当に忘れられないものになった。地面の上で膝立ちになるのは肉体的にキツいから二度とやりたくないけど(笑)、今後出演する作品でも共演者とあのような絆を感じられたら最高だね」
Q8:今後演じてみたいキャラクターはありますか?
ジョシュ「特にこれっていうのはないけど、僕と正反対のキャラクターだといいな。最近はユージーンみたいなキャラクターのオファーを受けるけど、今と同じだから興味が沸かないんだ。だから、大きな葛藤や障害を抱えているような、興味深いキャラクターを探していきたいと思う」
Q9:ジョシュさんにとってユージーンを演じることの魅力は何ですか?
ジョシュ「マレットヘアー(*)は気に入ってるよ(笑)。冗談はさておき、ユージーンは心の中に葛藤があってもそれを表に表に出さないから、感情を表に出しやすい僕にとっては演じるのが難しいキャラクターでもあるんだ。でも、頑張って演じ続けていると、微妙な表情の変化や目つきで感情を表現することができるようになる。これってすべての俳優の目標だと思うんだ。だって、偉大な俳優は何かを伝えようとすることなしにすべてを伝えることができてしまう。ユージーンを演じることはその練習にもなっているんじゃないかな」
*マレットヘアー:前髪やサイドは短いが、襟足だけを長く伸ばした髪型のこと。見た目がボラ(英名:mullet)に似ていることからマレットヘアーと呼ばれる。
Q10:シーズン7後半の展開や、ユージーンに立ちはだかる困難について教えてください。
ジョシュ「リックたちは“戦争”に向けて着々と準備を進めていく。囚われの身のユージーンは残念ながらそのことを知らないけどね。シーズン7の冒頭でリックたちは自信を完全に喪失して、自分たちがどこに向かっているかわからなくなってしまった。だから、シーズン7の前半で彼らは目標を取り戻そうとしていたんだ。彼らはこの先、(ニーガンという)怪物を倒すべく邁進していくことになるけど、もちろん物事がすべて順調に進むとは限らず、仲間同士の意見の対立といった困難も乗り越えていかなければならない。シーズン7後半でユージーンはニーガンたちに誘拐されている状況でどう生き延びるかを考えることになるよ。ダリルがニーガンたちに連行されたとき、彼がどんな目にあったかを知っているからね。何はともあれニーガンが悪人であることは誰もが知っているから、ユージーンはとても危険な状況に置かれているんだ」
Q11:最後に日本の「ウォーキング・デッド」ファンにメッセージをお願いします。
ジョシュ「(新エピソードを)辛抱強く待ってくれてありがとう(笑)。これからも『ウォーキング・デッド』のファンでいてください。僕たちキャストはファンの応援に心から感謝しています。こんなに大勢のファンに支持してもらえる番組に関わることができて本当に幸せです。僕が今までに会ったファンの中でも、日本のファンは最も熱狂的な方々でした。シーズン7後半のエピソードもぜひ楽しんでください!」
(インタビューおわり)
■ 作品情報
「ウォーキング・デッド」シーズン7 後半
製作総指揮:ゲイル・アン・ハード、グレッグ・ニコテロ
原作:ロバート・カークマン
出演:アンドリュー・リンカーン、ノーマン・リーダス、チャンドラー・リッグス、ダナイ・グリラ、スティーブン・ユァン、ローレン・コーハン、メリッサ・マクブライドほか
配信日:毎週(月)21:00-22:00ほか、初回配信4日後から35日間見逃し配信 2017年2月13日(月)21:00から、シーズン7後半(第9話~)dTVのFOXチャンネルでリアルタイム配信スタート。「ウォーキング・デッド」シリーズ初のVR作品「FOX ウォーキング・デッドVR ver.」も独占配信中。
放送日:CSのFOXチャンネルにて毎週(月)21:00より放送中
(c)2017 AMC Network Entertainment LLC.All rights reserved/provided by FOX channel
特集サイト://pc.video.dmkt-sp.jp/ft/s0003434
昨年12月に東京で開かれた「ハリウッド・コレクターズ・コンベンション(ハリコン)」で初来日を果たしたジョシュは、2月11日に名古屋で開催された「dTV VR体験ラウンジ」オープン記念イベントに出席するために急きょ再来日した。ユージーン役を演じるだけあって寡黙で静かな人物かと思いきや、コメディアンとしても活躍するジョシュ本人は陽気そのもの。短い滞在期間の中で行われた今回のインタビューでは和気あいあいとした雰囲気の中、「ウォーキング・デッド」への出演が決まったときのエピソードや、現在放送中のシーズン7後半の気になる展開などについて盛りだくさんの話をしてくれた。
※シーズン6・7についてのネタバレがあります。
-----------------------------
Q1:今回が二度目の来日ですが、いかがお過ごしですか?
ジョシュ「今回は名古屋を訪れることができたよ。前回は京都に行こうと思っていたんだけど、新幹線のチケットが売り切れていたから、ずっと東京を観光したんだ。今回は前回から1か月しか経っていないけど、さらに日本を楽しめて大満足さ。美味しい天ぷらやうなぎを食べたし、名古屋では『ウォーキング・デッド』のファンに会えて楽しかった。番組が世界中で大ヒットしているってことは耳にしているけど、実際に他の国々でファンに会うまではなかなか実感が沸かないからね」
(C)TVGroove.com
Q2:ジョシュさんはシーズン4で「ウォーキング・デッド」に初出演されました。ユージーン役が決まったときの心境はどうでしたか?
ジョシュ「思わず涙が出たよ。俳優人生を変える出来事だった。僕はずっとコメディをやってきたから、ドラマ番組への出演なんて考えたこともなくて、ドラマ作品のオーディションを受けたのも『ウォーキング・デッド』が初めてだったんだ。『ウォーキング・デッド』は僕の出演が決まった時にすでに大ヒットしていて、僕もファンの一人だった。自分が応援していて、しかもこんなに大人気の番組に出演できるなんて、ファンとしてこんなに嬉しいことはない。出演が決まったとき、とんでもないことになったと思ったよ(笑)。それ以来、本当に素晴らしい経験を積むことができているよ」
Q3:撮影現場はどんな雰囲気ですか?
ジョシュ「楽しい人が多いから、撮影現場は明るい雰囲気に包まれているよ。でも、繊細なシーンが控えている人がいたら、そっとしておいて役作りに集中できるように配慮するんだ。役作りのためにキャストの誰かが一時的に距離を置くことがあっても、他のキャストはちゃんと理解している。この番組を撮るのは精神的にも肉体的にも過酷なんだ。蒸し暑い季節に撮影するし、スタントをやることもあれば、虫や動物が身体を這ってくることもあるしね。だから、撮影現場の雰囲気を明るくしなければ、悲惨なものになってしまう」
―キャスト全員がお互いを支えあっているんですね。
ジョシュ「まさにそうだね。僕たちはアンサンブルなんだ。アンドリュー・リンカーンやノーマン・リーダス、メリッサ・マクブライドは番組の“看板”だけど、彼らは決して自分たちが“主役”だとは思っていなくて、あくまでアンサンブルとして自分たちを認識している。利己的でなく、協調性のあるキャストに恵まれていることも番組が成功した一つの理由だと思うよ」
Q4:「ウォーキング・デッド」は人気のキャラクターも平気で殺すことで“悪名高い”ですが、キャストは自分のキャラクターの運命を事前に知っているのですか?
ジョシュ「たしかに“悪名高い”ね(笑)。毎シーズンの撮影が始まる前に(プロデューサー兼ショーランナーの)スコット・M・ギンプルから、そのシーズンで自分のキャラクターがどうなるかについてすごく曖昧な情報を聞かされるんだ。例えばシーズン5の撮影が始まる前、スコットは僕に「ユージーンは秘密をめぐって葛藤する」って言ったんだ。ほら、曖昧でしょ?(笑)でも振り返ってみると、たしかに治療法をめぐって大きな隠し事をしていた。いずれにせよ、『第〇話で君のキャラクターは死ぬ』みたいなことは教えず、数エピソード前にヒントをくれるだけなんだ。というのも、スコットがあるキャラクターを殺す展開を考えていても、同時に展開する別のストーリーとの兼ね合いで、その展開を先送りにすることもあるように、ストーリーの細部が変更になることだってあるからね。個人的にはユージーンがこの先どうなるかをもっと知りたいと思うけど、この番組に出られていることだけで嬉しいから、ユージーンの生死について考えすぎず、ただベストな演技をすることだけを考えて撮影に臨んでいるよ」
(C)TVGroove.com
Q5:ユージーンはいつも強がっていますが、心の底では弱さや恐怖を抱えているという点で、視聴者にとって親近感が沸く存在だと思います。ジョシュさんはユージーンがどのように成長してきたと思いますか?
ジョシュ「ユージーンが初めて登場したとき、彼はすべてが謎に包まれている存在だったけど、物語が進むにつれて、彼にはグループに貢献できるようなスキルがないことがわかっていった。僕が考えるに、そんな中でも自分に自信を持つようになり、グループにもっと貢献するために積極的に立ち上がるようになったことがユージーンにとって大きな成長なんだ。もちろんミショーンやダリルのようにウォーカーを軽々と倒せる“戦士”たちに囲まれる中で肩身の狭い思いもしたと思うけど、ユージーンは知性が自分の最大の武器だということを理解することで自信を付けていった。でも、シーズン7の第1話でエイブラハムとグレンが殺されたことで、ユージーンは少し後ずさりしてしまう。他の仲間と同様、彼もまた自分が終末後の世界を理解していて、生き延びるスキルがあると思っていたけど、あの出来事をきっかけに、この世界のことを何も理解していなかったって気づいたのさ。シーズン7前半は、そうした失われた自信をどう取り戻すかがユージーンにとって大きな課題でもあったんだ」
Q6:ジョシュさんはコメディの経験も豊富ですが、ユージーンを演じるにあたってどう役作りしたのですか?
ジョシュ「ドラマの役とコメディの役は、役作りに関して言えば本質的に同じなんだ。脚本を読みながら、ジョークを思いつくこともあるけど、ドラマの役ではそれがセリフになることはないっていう違いがあるだけでね。ユージーンというキャラクターの役作りをするにあたって、とりあえず彼が非常に頭脳明晰だってことはわかっていたんだ。ここだけの話、僕はユージーンのセリフの意味が全然わからなくて、毎回あちこち調べ回らなきゃいけないんだ(笑)。彼の抑揚のない話し方は僕の兄弟を参考にしたよ。あと、ユージーンは心の中に様々な葛藤があってもそれを表には出さないから、ユージーンを演じていて感情がつい顔に出ないように気を付けているよ。僕はそうは思わないけど、ユージーンは面白いと思われているみたいだね」
―彼の独特な雰囲気が不思議な面白さを醸し出しているのかもしれませんね。
ジョシュ「そうかもしれない。ユージーンは、僕たちのような普通の人が終末後の世界に放り出された後の姿をそのまま描写していると思うんだ。生き延びるスキルもない中、きっと僕たちも怖くなって『誰か助けて!』ってなるはずさ(笑)」
Q7:一番印象に残っているエピソードは何ですか?
ジョシュ「暗くて悲しいエピソードになってしまうけど、シーズン6の最終回とシーズン7の初回かな。あのエピソードは俳優として本当に充足感に得られるものだった。他のキャストたちと一緒に地面の上で膝立ちする中、(ニーガン役の)ジェフリー・ディーン・モーガンが迫ってくるんだ。彼の出演が決まったのは、あのシーンを撮るほんの数日前のことだったんだ。膝立ちしているとき、僕は同じく膝立ちする他のキャストたちとの絆を感じることができて、本当に忘れられないものになった。地面の上で膝立ちになるのは肉体的にキツいから二度とやりたくないけど(笑)、今後出演する作品でも共演者とあのような絆を感じられたら最高だね」
Q8:今後演じてみたいキャラクターはありますか?
ジョシュ「特にこれっていうのはないけど、僕と正反対のキャラクターだといいな。最近はユージーンみたいなキャラクターのオファーを受けるけど、今と同じだから興味が沸かないんだ。だから、大きな葛藤や障害を抱えているような、興味深いキャラクターを探していきたいと思う」
(C)TVGroove.com
Q9:ジョシュさんにとってユージーンを演じることの魅力は何ですか?
ジョシュ「マレットヘアー(*)は気に入ってるよ(笑)。冗談はさておき、ユージーンは心の中に葛藤があってもそれを表に表に出さないから、感情を表に出しやすい僕にとっては演じるのが難しいキャラクターでもあるんだ。でも、頑張って演じ続けていると、微妙な表情の変化や目つきで感情を表現することができるようになる。これってすべての俳優の目標だと思うんだ。だって、偉大な俳優は何かを伝えようとすることなしにすべてを伝えることができてしまう。ユージーンを演じることはその練習にもなっているんじゃないかな」
*マレットヘアー:前髪やサイドは短いが、襟足だけを長く伸ばした髪型のこと。見た目がボラ(英名:mullet)に似ていることからマレットヘアーと呼ばれる。
Q10:シーズン7後半の展開や、ユージーンに立ちはだかる困難について教えてください。
ジョシュ「リックたちは“戦争”に向けて着々と準備を進めていく。囚われの身のユージーンは残念ながらそのことを知らないけどね。シーズン7の冒頭でリックたちは自信を完全に喪失して、自分たちがどこに向かっているかわからなくなってしまった。だから、シーズン7の前半で彼らは目標を取り戻そうとしていたんだ。彼らはこの先、(ニーガンという)怪物を倒すべく邁進していくことになるけど、もちろん物事がすべて順調に進むとは限らず、仲間同士の意見の対立といった困難も乗り越えていかなければならない。シーズン7後半でユージーンはニーガンたちに誘拐されている状況でどう生き延びるかを考えることになるよ。ダリルがニーガンたちに連行されたとき、彼がどんな目にあったかを知っているからね。何はともあれニーガンが悪人であることは誰もが知っているから、ユージーンはとても危険な状況に置かれているんだ」
Q11:最後に日本の「ウォーキング・デッド」ファンにメッセージをお願いします。
ジョシュ「(新エピソードを)辛抱強く待ってくれてありがとう(笑)。これからも『ウォーキング・デッド』のファンでいてください。僕たちキャストはファンの応援に心から感謝しています。こんなに大勢のファンに支持してもらえる番組に関わることができて本当に幸せです。僕が今までに会ったファンの中でも、日本のファンは最も熱狂的な方々でした。シーズン7後半のエピソードもぜひ楽しんでください!」
(C)TVGroove.com
(インタビューおわり)
■ 作品情報
「ウォーキング・デッド」シーズン7 後半
製作総指揮:ゲイル・アン・ハード、グレッグ・ニコテロ
原作:ロバート・カークマン
出演:アンドリュー・リンカーン、ノーマン・リーダス、チャンドラー・リッグス、ダナイ・グリラ、スティーブン・ユァン、ローレン・コーハン、メリッサ・マクブライドほか
配信日:毎週(月)21:00-22:00ほか、初回配信4日後から35日間見逃し配信 2017年2月13日(月)21:00から、シーズン7後半(第9話~)dTVのFOXチャンネルでリアルタイム配信スタート。「ウォーキング・デッド」シリーズ初のVR作品「FOX ウォーキング・デッドVR ver.」も独占配信中。
放送日:CSのFOXチャンネルにて毎週(月)21:00より放送中
(c)2017 AMC Network Entertainment LLC.All rights reserved/provided by FOX channel
特集サイト://pc.video.dmkt-sp.jp/ft/s0003434
関連ニュース
海外ニュース
- 映画「ブラックパンサー」ワールドプレミア開催! ジョージ・ルーカスや他豪華キャストが大勢登場 ( 2018年1月31日 )
- 「ゲーム・オブ・スローンズ」最終シーズンに向けて、ネタバレ対策をますます強化! 複数の最終回を撮影 ( 2017年9月14日 )
- テイラー・スウィフト、新アルバムリリースの発表にファンは大騒ぎ! オモシロ写真や動画を続々投稿 ( 2017年8月24日 )
- 「ウォーキング・デッド」撮影中の事故でスタントマンが死亡 遺族は臓器提供を決断 ( 2017年7月18日 )
- 人気海外ドラマ「ウォーキング・デッド」撮影中にスタントマンが事故で重傷、撮影が一時中断 ( 2017年7月14日 )
国内ニュース
- 「ウォーキング・デッド」シーズン8後半(第9話以降)FOXチャンネルで2018年2月26日(月)~日本最速独占放送決定 ( 2017年12月12日 )
- dTV×FOX「ウォーキング・デッド」シーズン8(後半)第9話 プレミアム上映会 開催決定! dTV会員25組50名を招待 ( 2018年2月16日 )
- FOXチャンネル2月のラインナップ 「ヴィクトリア・シークレット ファッションショー 2017」「ウォーキング・デッド シーズン8 後半」ほか ( 2017年12月19日 )
- 「ウォーキング・デッド」シーズン8後半が3月2日~HuluのFOXチャンネルで見逃し配信開始 ( 2018年1月26日 )
- dTVで「ウォーキング・デッド」シーズン8(後半)先行オンライン試写開催決定! 最終話配信までシーズン8全エピソード視聴可能 ( 2018年1月26日 )
DVDニュース
- 世界中で大ブレイク! 海外TVドラマ「ウォーキング・デッド」のスピンオフシリーズ第2弾がレンタル好調!海ドラカフェでもピックアップ ( 2017年12月28日 )
- あの「24」が再始動! 「24 -TWENTY FOUR- レガシー」ブルーレイ&DVD 2017年7月21日リリース決定 ( 2017年4月20日 )
- 「マーベル/デアデビル シーズン2」ファン待望! あの“パニッシャー”がついに登場! 6月2日DVD/ブルーレイ発売開始 ( 2017年5月31日 )
- 「マーベル/デアデビル シーズン2」盲目のクライムファイターが己の極限に挑む! リアル・アクション第2弾が6/2ブルーレイ・DVDリリース決定 ( 2017年3月28日 )
- 「ZOO-暴走地区-」シーズン2、2017年6月7日(水)DVDリリース! 全生物が人間を襲うサバイバルスリラー ( 2017年3月23日 )
特集記事
ランキング/まとめ
ピックアップ
- ジャスティン&ヘイリー極寒でもアツアツ!
- カニエがアリアナに激怒! 怒りの連続ツイート
- E・ドゥシュク、M・ウェザリーのセクハラ告発
- ディズニードラマ出演俳優が淫行で逮捕
- カープール・カラオケにカーディ・B出演決定
- マイリー・サイラス、イントロ曲当てクイズに挑戦
- 女性歌手、頬にハリー・スタイルズのタトゥー
- 大坂なおみはBTSのファン!推しはだれ?
- BTSジョングクの一言で「ダウニー」品切れ
- ケンダル・ジェンナー、今年最も稼いだモデルに
- テイラー、ライブ会場でストーカー探ししていた
- 「1D」ナイルとヘイリーが破局
- ヘイリーがショートボブにイメチェン
- マイリーにとって、リアムは婚約者ではなく…
- アリアナ、ついに「imagine」をリリース
- エド・S、インスタに感謝のメッセージを投稿
- アリアナMVの猫パロディが可愛すぎ
- エマ・W、「若草物語」舞台裏写真をシェア
- ミス・アメリカの発言が大炎上
- マルーン5、HTショーに思わぬ危機
ニュース・番組データベース検索
ニュースランキング
- 現在
- 週間
- 月間