ハリー・スタイルズが、最新作『僕の巡査(原題:My Policeman)』の役柄について語っている。
人気ボーイズ・グループ ワン・ダイレクション」のメンバーとしてデビューし、現在はソロシンガーとしてだけでなく俳優としても高く評価されているハリー・スタイルズ。そんな彼が主演をつとめる最新映画『僕の巡査』が、先週末の「トロント国際映画祭」で初上映された。
『僕の巡査』は1950年代のロンドンが舞台。ハリーはこの作品で、警察官で同性愛者のトムを演じている。当時は同性愛が禁じられていたことから、同性パートナーと秘密の交際を続けるという物語だ。
9月11日(日)に行われた記者会見にて、ハリーはこの作品で演じたキャラクターについて語っている。
「彼はとても、好奇心旺盛だと思うんだ」と語ったハリーは、「ぼくが思うに、彼はすごく小さな世界に生まれた。そういう環境に置かれた人は、世界の果てがどこなのか、心のどこかでわかっているんだ。でも物語が進むにつれ、彼は世界が自分の育ってきた街よりもはるかに大きいことに気づいていく。でも、自分も周りの人も、自分の親や祖父母も、みんなそういう小さな世界で育ってきていたのだとしたら、当然、外の世界なんて想像もつかないと思うんだよね」と、トムというキャラクターについて説明した。
そのうえでハリーは、パートナーであるパトリック(演:デヴィッド・ドーソン)に言及し、「パトリックのように旅と芸術が好きな人に会うと、興味を持つのは当然じゃないかな。彼は、なぜこんなに興味が沸くのかフシギだったようだけど」と付け加えた。
さらにハリーは「それから、妻のマリオン(演:エマ・コリン)の存在も大きい。彼女は最終的に自分を一番受け入れてくれる友人となった。だからこそ、二人の関係をどのようにとらえるかは置いておいて、彼らの友情は信じられないほどリアルで優しく、愛に満ちたものなんだ」と語っている。
『僕の巡査』は11月4日よりAmazonのPrime Videoにて独占配信。