ハワード・スタンはエリザベス女王のニュースにうんざりしているようだ。
ラジオパーソナリティーのハワード・スタンは9月12日(月)、自身の番組「The Howard Stern Show」の中で、先日亡くなったエリザベス女王の死去に関するニュースが連日のように報じられることについて、不快感をあらわにした。
番組の中で、「変な伝統とかあって、正直、『女王とか、もういいよ』って感じなんだ」と同じく司会をつとめるロビン・クイバースにボヤいたスタンは、「って言うのも、ここはアメリカじゃないか。女王なんていないんだし」とつづけた。
さらに「つまり、『もう十分だ』ってこと」と言い放ったスタンは、「女王はステキな女性だったんだなと思う。オレの人生において、女王はずっと女王だった。守り続けられてきた伝統があって、彼女は国のためにその義務を果たした。そう、もうわかったんだよ。十分にね。だからそろそろトランプの話に戻さないといけないんじゃないのか。マール・ア・ラゴ(トランプ氏の邸宅)で見つかったっていう書類はどうなったんだ?」と、異国の女王の訃報よりも自国の元大統領のスキャンダルについて報じるべきだと発言した。
そこにロビン・クイバースが、「つまり、女王のニュースで気が散るのがイヤだってこと?」とたずねると、スタンはすかさず「そう、うっとおしい」と答えた。
エリザベス女王が死去したのは9月8日(木)のこと。以降、その棺がイギリス各地をおとずれる様子や、弔問する市民の姿、チャールズ新国王の即位やウィリアム皇太子とヘンリー王子の関係などが連日報じられ、世界中の注目を集めている。
アメリカでも、ジョー・バイデン大統領が19日(月)に執り行われる女王の国葬に出席することを表明しているが、スタンにとっては興味のないことのようだ。