超人気SFシリーズ「スター・ウォーズ」の生みの親であるジョージ・ルーカス監督。そんな巨匠の発言が話題になっている。
先日、最大のスター・ウォーズ ファンイベント「スター・ウォーズ セレブレーション・シカゴ2019」がアメリカ・シカゴで開催。会場では、映画「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」(1999)の20周年を記念して、キャストが招かれディスカッションが行われた。
ルーカス監督は残念ながら当日参加することはできなかったが、すでに撮影された映像でファンにメッセージを送った。その中で彼は「セレブレーションに来てくれてありがとう。(『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を)大好きな映画の一つだ。もちろんジャー・ジャー・ビンクスもお気に入りだよ。アーメド(・ベスト)、君は素晴らしい仕事をしたよ、とっても、とっても大変だったよね」とジャー・ジャー・ビンクス役の彼を褒め称えた。
ジャー・ジャー・ビンクスは「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」で初登場したキャラクターで、独特なビジュアルとセリフでコミカルな登場人物として描かれた。しかし、このキャラクターの評判は決して芳しくなく、以前からファンの間では人気のないキャラクターとして知られている。
そんなファンの意見に対して、ルーカス監督は2015年、ジャー・ジャー・ビンクスをお気に入りのキャラクターだとすでに明かしている。それから4年たち、彼が今に至るまでも好きでいることにファンは驚いたようだ。
ファンの意見は賛否両論
このイベントの模様はインターネット上でも生配信され、会場にいないファンも様子を知ることができた。そのためSNSにはルーカス監督のメッセージ内容に対する様々な意見が綴られた。
「ジョージ・ルーカスは「スター・ウォーズ」の世界ではジャー・ジャー・ビンクスがお気に入りのキャラクターだと言った。それって、スター・ウォーズがまだ良いシリーズだと考えることを許しているってこと?」
「まって。うそだろ?ジョークだよね?冗談にきまってる」
「2019年で最も魅力的なニュースだな。ちょっと….どうして…..」
「ジョージ・ルーカスの堂々としたアーメド・ベストに対する弁護だね。彼はまだジャー・ジャーだということだ」
「私はジャー・ジャー・ビンクスが大好きよ、ジョージ・ルーカスと同じだなんて信じられない」
「子供の頃から今に至るまで僕はずっとジャー・ジャー・ビンクスのファンで一番のお気に入りキャラだよ。ほとんどのファンがどう思っていようが、(種族である)グンガンにはもっと愛が必要だ」
ジャー・ジャー・ビンクス役を演じた本人は・・・
実は昨年7月、ジャー・ジャー・ビンクス役を演じたアーメッド・ベストは役への批判をきっかけに自殺を考えていたことを自身のSNSで告白している。
自分と息子が橋の上に立っている写真を投稿しキャプションには「20年前からずっとメディアの批判を受けてきて、今でも僕のキャリアに悪影響を与えてる。ここは、僕が自分の人生を終わらせかけた場所。今もそれにつて話すのはつらい。なんとか生き抜いた。息子は生き抜いたことで得たギフトだ」と、衝撃的な内容を綴った。
「スター・ウォーズ」の名前を明確に書いてはいないものの、「20年前」という言葉からおそらく「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」のことであろうと予想される。
これも含め「スター・ウォーズ」シリーズではキャラクターに対する批判が多い。「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」にてローズ役を演じたアジア系女優のケリー・マリー・トランもバッシングを受けSNSを削除するという事態になってしまったことも。長年愛され続け、人気シリーズであるゆえに起こってしまうことだが、果たしてこの問題はいつまで続くのか。
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