英ヘンリー王子が、9月8日に亡くなったエリザベス女王の追悼礼拝で涙を流した。
エリザベス女王が眠っている棺は9月14日、バッキンガム宮殿から運び出され、国王チャールズ3世（旧チャールズ皇太子）、ウィリアム王子、ヘンリー王子、アン女王、アンドルー王子、エドワード王子らロイヤルファミリーが行列になりロンドンの街を歩いた。棺は9月19日にエリザベス女王の国葬が行われるウェストミンスター寺院へと運ばれた。
ウェストミンスター内に入ると、ウィリアム王子とヘンリー王子は、兄の妻キャサリン妃と自身の妻メーガン妃と共に、女王陛下の棺を迎えるための礼拝に参加。礼拝は厳（おごそ）かな雰囲気の中で執り行われたという。
礼拝の途中、ヘンリー王子がうつむき、涙をぬぐう場面が見られた。
#PrinceHarry is in tears as he joins royals to pay tribute to #QueenElizabethII at emotional service https://t.co/yzlCusUqIb
— ET Canada (@ETCanada) September 14, 2022
ヘンリー王子と妻のメーガン妃は、2020年に王室を離脱し、アメリカへ引っ越した。その際にヘンリーは軍人としての称号も返上している。
ロイヤルファミリーのメンバーはこのような儀式の際に軍服を着用するが、この9月14日の礼拝でヘンリー王子は軍服を着ていなかった。各メディアによると「現在公務を担い、軍の肩書きを持つロイヤルファミリーだけが軍服を着る」といったルールがあるため、ヘンリー王子は軍服を着ることが許可されていないといわれている。
王室離脱やロイヤルファミリーとの確執のウワサなど、メディアを連日のように騒がせてきたヘンリー王子だが、祖母であるエリザベス女王を恋しく思う気持ちにウソ偽りはないようだ。
