イギリス王室のウィリアム皇太子が、亡くなったエリザベス女王の棺の後ろを歩いた時、母ダイアナ妃の棺の後ろを歩いた時の記憶がよみがえったと明かした。
9月8日(木)、エリザベス女王は療養先であったスコットランドのバルモラル城で息を引き取った。享年96歳であった。
9月14日、女王の追悼礼拝が執り行われ、女王の棺はバッキンガム宮殿から運び出され、新国王チャールズ3世、ウィリアム皇太子、ヘンリー王子、アン女王、アンドルー王子、エドワード王子らロイヤルファミリーが行列になりロンドンの街を歩いた。
ウィリアム皇太子は、弟のヘンリー王子と並んで棺の後ろを歩いた。
王室記者のロヤ・ニッカーによると、ウィリアム皇太子が弔問客に対し、母である故ダイアナ妃の「記憶がよみがえった」と語ったという。
Prince William: Walking in Queen procession caused flashbacks to Diana's funeral https://t.co/j1aicVW1oI pic.twitter.com/xUQq13his3
— Page Six (@PageSix) September 15, 2022
「ウィリアム皇太子は、昨日(礼拝)がどんなに大変だったか、そしてそれが彼の母親の葬儀をいかに思い出させたかを仰いました」と、ある弔問客はテレグラフ紙に明かした。また別の人は、ウィリアム皇太子が「礼拝が始まったら泣くだろう」とも言っていたと明かしている。
ダイアナ妃は1997年、ウィリアム皇太子が15歳、ヘンリー王子が12歳のときに他界した。
2017年、母の葬儀を振り返ったウィリアム皇太子は、「あの参列は、これまでで一番大変でした。母は私たちのそばを歩いて、私たちを励ましてくれているように感じました」と明かしている。
エリザベス女王の葬儀は、イギリス時間9月19日(月)にウェストミンスター寺院で行われる。女王の棺は、現地時間午前10時44分に修道院への旅を開始する予定だという。