ジョニー・デップとアンバー・ハードの名誉毀損裁判が、ストリーミングサービスのTubiで映画化されることが急きょ決定したという。
ジョニー・デップとアンバー・ハードが初めて出会ったのは、2011年の映画『ラム・ダイアリー』の撮影中。2015年に結婚したが、2017年に離婚し、結婚生活に終止符が打たれた。2018年、The Washington Postへの寄稿を通じて、アンバーはジョニーのDVを直接言及することなく非難し、ジョニーはそれが自分のキャリアに悪影響を与えたと主張。ジョニーは『ファンタスティック・ビースト』フランチャイズから退場し、『パイレーツ・オブ・カリビアン』映画のジャック・スパロウ船長という最も有名な役への復帰を阻まれた。
ジョニーは、キャリアをめぐる騒動を受け、アンバーを訴えることを選択。5000万ドルの損害賠償を求めた。一方でアンバーは、1億ドルの損害賠償を求め、不当な扱いを受けているのは自分の方だと主張した。2人の裁判は瞬く間に話題となり、裁判の模様はテレビで連日報道されネット配信もされた。最終的にジョニーは陪審員の決定により1500万ドルを獲得し、後に1000万ドルに減額され、アンバーは200万ドルを受け取った。裁判が終わったのはほんの数ヶ月前だが、それを題材にした映画がすでにキャストを揃えて急ピッチで進められていという。
Varietyの新たな報道によると、無料ストリーミングサービスのTubiは、ジョニーとアンバーの裁判を描く『Hot Take: The Depp/Heard Trial(原題)』の製作を急ピッチで進めている。本作の監督は、これまでTV用映画「The Reunion」と「Secrets in the Woods」の監督を務めたサラ・ローマンが務める。脚本は「ザ・デイリー・ショー」のガイ・ニコルッチ。本作では、ジョニー役にマーク・ハプカ、アンバー役にメーガン・デイヴィス、ジョニーの弁護士カミール・ヴァスケス役にメリッサ・マーティ、アンバーの弁護士エレイン・ブレデホフト役にメアリー・カリグが決定している。
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驚くべきことに、この映画は今月、9月30日からTubiで配信されるという。Tubiの最高コンテンツ責任者は、この映画は 「文化的時代精神の一部となったストーリーをタイムリーに捉え、夏の間ヘッドラインで繰り広げられた数百万人が見たものをユニークに描くために迅速に開発された」と述べている。
注目を集める一方で、この映画は短時間で制作されるため、LifetimeやHallmarkが制作する映画と同等のテレビ用映画となる可能性がある。一体どのような作品に仕上がっているのだろうか・・?