エリザベス女王の棺が一般公開される中で、1人の男が逮捕されたことがわかった。
9月8日(木)に亡くなったエリザベス女王の棺は、ウエスト・ミンスター・ホール内で一般公開され、多くの人々がお別れを告げに訪れていた。
そんな中9月16日(金)、ある男が長蛇の列を無視して棺に近づき、女王の公式旗であるロイヤル・スタンダードを持ち上げたのだという。さらに列に割り込む際、若い女性にケガを負わせていたことも明らかとなった。
男はただちに警備員と警察官の体当たりによって床に倒されたが、あまりに突然のできごとに、並んでいた人々で溢れていた場内は騒然となった。
A man was taken down & arrested after allegedly trying to rush at the Queen’s coffin in Westminster during the public viewing. People have been waiting for upwards of 20 hours in a queue that is five miles long to say goodbye to the beloved monarch. pic.twitter.com/W3ZBAt4hko
— Andy Ngô 🏳️🌈 (@MrAndyNgo) September 17, 2022
ITV Newsが入手した警察の公式声明によると、男は「公序良俗に反する行為で逮捕され、現在拘留中」だという。
この事件を目撃した人物はDaily Mail紙に対し、「男の姿は、一日中行列の先頭から見ることができた。彼は1人だった」と語ると、「私たちが棺が置かれている部屋に入ったときには階段の一番上だったことから、事件の様子を見ることができた。女性が悲鳴をあげていて、かなりうろたえている様子だった」と付け加えている。
エリザベス女王の棺は14日(水)から19日(月)の朝まで一般公開され、約75万人もの人々が訪れると予測されている。その後ウェスト・ミンスター寺院で国葬が執り行われる予定で、日本の天皇皇后両陛下をはじめ、アメリカのジョー・バイデン大統領やフランスのエマニュエル・マクロン大統領が参列する。
なお、この一般公開には、イギリスのスーパースターでサッカー元イングランド代表のデヴィッド・ベッカムが、一般人に混じって13時間の待ち列に並んでいたことも大きな話題となった。