エリザベス女王の永眠の地に関する詳細が明らかになった。
9月8日（木）にスコットランドにあるバルモラル城で亡くなったイギリスのエリザベス女王の国葬が、9月19日（月）午前11時から、ロンドンにあるウェストミンスター寺院で執り行われた。
【動画】Queen Elizabeth II funeral at Westminster Abbey: key moments
葬儀に参列する2000人以上の政治家や各国の要人、そしてロイヤルファミリーのメンバーの名前が発表される中、葬儀後にエリザベス女王の棺が埋葬される場所についても明らかにされた。
日本からは天皇皇后両陛下が参列。17日（土）、政府専用機にてイギリスへ入国した。またロイヤルメンバーからは、ウィリアム皇太子とキャサリン妃の3人の子供たちのうち、ジョージ王子（9）とシャーロット王女（7）も参列している。
エリザベス女王の葬儀は、1947年のフィリップ殿下との結婚式や1953年の戴冠式が行われたウェストミンスター寺院にて約1時間にわたり執り行われた。会場周辺は過去最大規模の厳重な警備が敷かれ、その後、棺はロンドンから20マイル（約32km）離れた、女王が毎週末を過ごしたお気に入りの邸宅、ウィンザー城へ移送された。
ウィンザー城の敷地内にあるセント・ジョージ大聖堂にて最後の礼拝が行われたあと、棺は地下にあるロイヤル・ボルト（王室納棺堂）に下ろされ、隣接するジョージ6世記念礼拝堂に埋葬される。
セント・ジョージ大聖堂では2021年4月17日、同月9日に99歳で亡くなった女王の最愛の夫フィリップ殿下の葬儀が執り行われており、その棺もジョージ6世記念礼拝堂に移されている。
またこの場所は、エリザベス2世女王の両親であるジョージ6世国王とエリザベス女王、そして妹のマーガレット王女が眠る地でもある。
イギリス史上歴代最長となる、約70年間にわたってイギリスおよび連邦国を治めてきたエリザベス女王。その96年間の生涯は、愛する家族に見守られながら幕を閉じ、安らかな眠りにつくこととなった。
