医療ドラマ「グレイズ・アナトミー」の最新シーズンで出演数が激減することが明らかとなっている、主演のエレン・ポンピオが、その理由について自ら説明している。
米Deadlineは先日、過去17年間に渡り、米ABC局の「グレイズ・アナトミー」で主人公メレディス・グレイを演じ続けてきたエレンが、最新シーズンとなるシーズン19では8話しか登場しないと報道。それと同時に、Huluのリミテッドシリーズ「Orphan(原題)」に出演することが決定したと伝えた。
そんなエレンは今月、米カリフォルニア州・アナハイムで開催された世界最大級のディズニーファンイベント「D23 expo」にて、「グレイズ・アナトミー」の最新シーズンで出演数を8話に留めた理由について、番組を完全に去るよりも、小さな役を担う方が良いと考えたためだと明かした。
「この番組は医療分野に仲間入りする人々をインスパイアしている。若い人たちが治療者や医者になりたいという気持ちを刺激しているの。それはすばらしいプラットフォームで、私は本当に大好きなの。だけど、19シーズンもやっていると、私にできることは限られてくる。それは大変なことよ。それに私はファンと番組に私の心と情熱とエネルギーの多くを捧げてきた。シーズン19でも同じレベルじゃないと、私は全エピソードに出演するのにふさわしくないと思ったの。ファンは、そこにいることに超興奮し、うれしく思っている人たちがふさわしい。新しく入ってきた子たちはそこにいることをとても喜んでいるし、ワクワクしているわ」
米Yahoo Entertainmentに対し、「私は離れたかったのだけど、彼らは私の話を寛大な心で聞いてくれて、それから私に別の役をオファー(※)してくれたのよ」とも発言したエレン。「グレイズ・アナトミー」側の太っ腹な対応に感謝しっぱなしのようだ。
※Huluの株はABC局の親会社であるディズニーが過半数を所持している。
「グレイズ・アナトミー」のシーズン19は、現地にて10月6日よりスタートする予定。