エリザベス女王の葬列に現れた、「背が高すぎる男性」が注目を集めている。
9月19日(月)、ウェストミンスター寺院で執り行われた女王エリザベス2世の国葬。葬列に立つ人々の中に、その男性の姿はあった。
男性の名前はマシュー・マギーさん。女王の私設秘書の1人で、その身長はなんと7フィート2インチ(約2メートル18センチ)だという。葬列でひときわ目立つその存在に、ネット上では一体何者なのかを知りたがる声が多く上がった。
特にツイッター上では、マシュー・マギーさんの正体をめぐって大喜利状態に。
「葬列にいた背の高い男性、王室の人間だよね。きっと王室の電球交換係にちがいない」というコメントや、「みんな知らないの?彼、王室バスケ部のキャプテンとして有名なんだよ」といったコメントが見られた。
Much ado on Twitter about the very tall gentleman that was part of Queen Elizabeth’s funeral procession today. That is Matthew Magee, former Sullivan pupil (Class of 2003) and Private Secretary to Her Majesty. pic.twitter.com/UTGOhCx9mz
— Sullivan Connect (@SullivanConnect) September 19, 2022
するとその後まもなくして、この男性がマギーさんであることが王室専門家によって明らかにされた。マギーさんは女王が亡くなるまでの4年間、彼女のそばで働いていたのだという。
マギーさんは北アイルランド出身。サセックス公爵夫妻の元に異動したサマンサ・コーヘンさんの後任として、2018年にバッキンガム宮殿に赴任した。
以前はエリザベス女王の三男エドワード王子の元で私設秘書として働いており、その優秀な頭脳とすばらしいユーモアセンスが評価され、見事、女王の元に「昇進」することになったという。
実際、マギーさんはここ数年女王と行動を共にしているところを目撃されている。女王は身長5フィート3インチ(約1メートル60センチ)であったことから、高低差のある2人が並ぶのはコミカルな光景でもあった。
エリザベス女王の国葬では、マギーさんだけでなく、毎朝女王の目覚まし時計がわりにパグパイプを演奏していたという男性による、最後の演奏も大きな話題となった。