故エリザベス女王は、ヘンリー王子とメーガン妃による一連の騒動に傷つき、疲れ果てていたという。
王室ジャーナリストのケイティ・ニコールは、まもなく発売される著書の中で、先日亡くなったエリザベス女王についてこのようにつづっている。
著書の中でケイティ・ニコールは、エリザベス女王が友人に対し、「ヘンリー王子夫妻の決断と、その後の騒動に疲れ果てた」ともらしており、「もう知らない。気にしない。考えたくもない」となげいていたと明かしている。
さらにニコールは、ヘンリー王子夫妻の長男アーチー王子とリリベット王女にほとんど会えなかったことや、今年8月に女王が孫とひ孫たちを集めた「お泊まり会」に、ヘンリー王子夫妻が参加できなかったことも、女王にとって「悲しみの種」となったと指摘している。
結局、女王がアーチー王子、リリベット王女と直接会えたのは、両手で数えられるほどの回数だった。
アーチー王子が誕生したのは2019年5月のこと。ヘンリー王子夫妻はその翌年、イギリス王室を離脱してアメリカに移住している。
昨年6月に誕生したリリベット王女に至っては、エリザベス女王と面会できたのは今年6月に行われた女王の在位70周年を祝う式典「プラチナ・ジュビリー」の期間だけだった。
また、ヘンリー王子とメーガン妃は、アメリカに移住して以降あらゆる場面で王室批判を展開している。さらにヘンリー王子の暴露本出版や、ネットフリックスでのリアリティー番組制作など、王室とって頭を抱えるような問題が次から次へと起こっていた。
一方、先日までイギリスに滞在していたメーガン妃が、帰国前にチャールス国王との1対1の面談を申し入れたとも報じられた。彼女はこの中で、一連の行動を起こした根拠や経緯を説明するつもりでいるようだが、面談が実現したのかどうかは明らかになっていない。
祖母として、孫のヘンリー王子をひときわ気にかけていたというエリザベス女王。それでも、あまりにも身勝手すぎる行動には耐えられなかったのだろうか。