グレイソン・チャンスが、スポットライトを浴びていた過去を振り返っている。
グレイソン・チャンスといえば2010年、YouTubeにアップロードされた学芸会でのピアノ弾き語り動画が大バズり。一躍スターダムにのぼりつめたシンガーソングライターだ。
当時12歳だったチャンスは、メディアから引っ張りだこに。大物司会者エレン・デジェネレスが司会を務めるトーク番組「The Ellen DeGeneres Show」にも出演した。
【動画】Greyson Chance on Ellen!
しかしその思い出は、決していいものとは言えないようだ。
この度、ローリング・ストーン誌のインタビューに登場したチャンスは、自身のキャリアの裏にあった、エレン・デジェネレスとの関わりを明かした。
2010年5月、「The Ellen DeGeneres Show」にて共演したチャンスとデジェネレス。その場でチャンスの才能を見込んだデジェネレスは、番組終了後に1万ドル相当のピアノをプレゼント。さらにレコード会社やマネジメント会社などを手配し、チャンスをますます成功させるために全面的にバックアップした。
インタビューの中でチャンスは当時のデジェネレスについて、「まちがいなく投資してくれていた」としつつも、「徐々に支配的になり、コントロールしてくるようになった」と明かしている。
「ぼくの1週間、1ヶ月、1年が彼女からのメール1通で変わってしまう。恐ろしく感じたよ。彼女が発した一言で、すべて変わってしまうんだから」と当時の状況を説明したチャンスは、食事から服装、見るべき映画にまで口出しされ、母親に直接電話して、怒鳴りつけることもあったと打ち明けた。
そんなエレンのバックアップもむなしく、2012年以降、チャンスの音楽やチケットの売上が少しずつ下降していく。
チャンスによると、そのとたんエレンはチャンスの元を去り「完全に見捨てた」そうだ。
そんなエレンについてチャンスは、「彼女ほど人を操りたがり、自己中心的で、あからさまなご都合主義者はみたことがない」と訴えている。
ローリング・ストーン誌はエレンの代理人にコメントを求めたが、返答は得られていない。