トム・ハーディが武術のトーナメントにサプライズ出場し、他の参加者たちをおどろかせている。
映画『ヴェノム』などへの出演で知られる俳優のトム・ハーディが9月17日(土)、イギリスのミルトンキーズで開催された「2022年ブラジリアン柔術オープン選手権」に出場。トーナメントを勝ち抜き、見事金メダルを獲得した。トムは本名「エドワード・ハーディ」でエントリーしていたことから、当日まで参加者には知らされていなかったのだという。会場となった学校のホームにトムが現れた際には、突然のスターの登場に場内が騒然となった。
No es el rodaje de su nueva película. Tom Hardy ha ganado el campeonato de artes marciales de Reino Unido. Vaya crack. pic.twitter.com/k2LuD4kHYt
— Carlos Cubo (@enbocacinefago) September 21, 2022
対戦相手となったダニー・アップルビーさんは地元メディア「Teesside Live」の取材に対し、トムについて「純粋に、とてもいいひとだった」と感想を述べると、「おそらく、いままでで一番手ごわい相手だった」と付け加えている。
さらに、ダニー・アップルビーさんは2012年の映画『ダークナイト ライジング』でトムが演じたヴィラン役、ベインの名を引き合いに出すと、「彼はまちがいなく、ベインというキャラクターどおりに生きていたよ」と語ったのだった。
また、今回の大会の広報担当者はThe Guardianに対し、「参加者も観客もみな彼のことに気がついていましたが、彼はとても謙虚な姿勢で、こころよく写真を撮る時間を設けてくれました」と明かすと、「彼が我々の大会に出場してくれたことは、本当にうれしい限りです」と続けた。
なお、トムがこのような大会に出場するのは初めてではない。先月にはイギリスのウルバーハンプトンで開催されたブラジリアン柔術の大会「REORGオープン」に出場し、柔術部門とノーギ柔術部門で2つの金メダルを獲得している。