ブラッド・ピットが、芸術家としての才能を開花させたようだ。
先日、フィンランドの都市タンペレにあるサラ・ヒルデン美術館で、複数の彫刻作品を発表した俳優のブラッド・ピット。
ブラッドはこれらの作品の中で、自らの過去の人間関係を振り返っているという。
そもそもブラッドが芸術に興味を持ち始めたのは、2017年に女優アンジェリーナ・ジョリーと離婚したあと、陶芸を始めたことがきっかけだったとされている。
ブラッドは今回の作品についてYLEニュースに対し、「ぼくが人間関係のどこでつまづいたのか、どこで踏み外したのか、どこに加担したのか、そのような部分を表現しているんだ」と語ると、「これをぼくは『過激な自己点検』と呼んでるんだけど、自分に対して残酷なほどに正直になって向き合うんだ。ぼくが傷つけたかもしれない人々や、ぼくがただ、まちがっていた瞬間を。そして考え抜いたところから、生まれた作品なんだよ」と説明した。
ブラッドの作品は、サラ・ヒルデン美術館にてオーストラリアのミュージシャン、ニック・ケイヴや世界的に有名なアーティスト、トーマス・ハウザーゴの作品と並んで展示されている。
Brad Pitt as a sculptor in an art exhibition in Finland, when you're an artistic genius like brad your talents are multi dimensional. pic.twitter.com/WaQItFRlAz
— Jay Ovi (@Ovijay1102) September 17, 2022
Brad Pitt shows his art in a museum for the first time with buddies Thomas Houseago and Nick Cave: https://t.co/hUkE06yf4I pic.twitter.com/LiqzzNAdeU
— Artnet (@artnet) September 19, 2022
サラ・ヒルデン美術館は、ブラッドの作品について「このたび初めて公開されるブラッドの一連の彫刻作品には、人体から得られる複数の印象を用いて鋳造された、銃撃戦のシーンを描いた石膏パネルや、一つの箱から逃げ出そうとする複数の人々の手足をかたどったもの、サイズの異なる銃弾が家のような建物を貫通する軌道をたどったシリコン製の作品などが含まれています。またブラッド初の彫刻作品『House A Go Go』（2017年）は、荒木を家のような形に組み合わせ、46cmの高さに台にのせて仕上げたものです」と説明している。
なおブラッドは2000年、ドラマ「フレンズ」で知られる女優のジェニファー・アニストンと結婚。2005年に離婚した後はアンジェリーナ・ジョリーと交際をスタートさせ、2014年に結婚したが、2016年に離婚を申請している。
