俳優のライアン・グランサム（24）に終身刑が言い渡された。
人気ドラマ「リバーデイル」や「スーパーナチュラル」などへの出演で知られる俳優のライアン・グランサムは、2020年3月に母親のバーバラ・ホワイトさんの後頭部を撃ち殺害。CBCによると、ライアンは事前に動画を撮って殺害のリハーサルを行い、母親の亡骸を見せながら自分が何をしたかをカメラで告白したという。
母親を殺害した後、ライアンは自分の車に数丁の銃と弾薬、12個の火炎瓶、キャンプ用品、カナダの首相であるジャスティン・トルドーと家族が住んでいるリドー・コテージの住居であるリドーコテージへの行き方を記した地図を詰め込んだという。ライアンは、ジャスティン・トルドー首相を暗殺する計画を立てていたと報じられている。結局ライアンはコテージには行かず、バンクーバーの警察に出頭した。
2020年4月1日、ライアンの妹が母親の遺体を発見。報告にはライアンは「母親に対する自己嫌悪と罪悪感のエスカレートとともに、暴力や自殺への衝動があった」と記されている。
ライアンは第二級殺人罪で有罪判決を受け、実刑判決を受けることは明らかだったが、仮釈放の資格が得られるまでどれくらい待たなければならないのかが大きな問題だった。
検察側は、ライアンが仮釈放されるまで18年待つべきだと提案したのに対し、弁護団は12年待てばよいとした。
Deadlineによると、ブリティッシュ・コロンビア最高裁判所のキャサリン・カー判事は、ライアンが14年の仮釈放の可能性なく刑務所に収監されることを決定したという。
