ある王室専門家は、ウィリアム皇太子とヘンリー王子の和解の可能性について、「きわめて低い」と考えているようだ。
9月22日(木)、テレビ番組「Dan Wootton Tonight」に出演した王室関連著者のケイト・ニコールは、ウィリアム皇太子はヘンリー王子の王室離脱を「単純に、許すことができない」のだと語った。
そのうえでケイト・ニコールは「ウィリアム皇太子は、つねにヘンリー王子こそが自分の右腕的存在になるのだと考えていました。しかしいまは1人でやらなければならない。ケイト(キャサリン妃)がそばにいてくれるのは非常にありがたいことでしょう」と付け加えている。
ヘンリー王子夫妻の王室離脱により表面化した兄弟間の確執だが、どうやらヘンリー王子とメーガン妃が結婚する前から、その傷は広がっていたようだ。
2017年9月には、メーガン妃へのプロポーズをめぐって兄弟が衝突したとのエピソードもある。メーガン妃へプロポーズするつもりであることを伝えたヘンリー王子に対し、ウィリアム皇太子が「なぜそんなに焦るんだ?」とたずねたとことから、ヘンリー王子が「いったい何様のつもりなんだ!」と激怒したというものだ。
さらに2021年3月、ヘンリー王子とメーガン妃がアメリカのインタビュー番組へ出演。このなかで夫妻が、「王室内で、生まれてくる子供の肌の色を懸念する発言があった」と告発したことから、ウィリアム皇太子がすぐさま「我々は人種差別的な家族ではない」と声明を発表する事態となった。
多くのロイヤルファンが、エリザベス女王の死をきっかけにかつて仲の良かった2人が再び一致団結することをのぞんでいるが、ヘンリー王子の暴露本出版やネットフリックスのドキュメンタリー制作など問題が山積みするいま、簡単に和解にいたるのはむずかしいのかもしれない。