エイコンは、長年の友人であったマイケル・ジャクソンと、ある「壮大な計画」を立てていたようだ。
このたびTMZのインタビューに応じた歌手のエイコンは、かつて「キング・オブ・ポップ」ことマイケル・ジャクソンとアフリカ全土に音楽に特化した学校を多数設立する計画を立てていたことを明かした。
エイコンが語ったところによると、彼とマイケルは計画について話し合う中で、アフリカの学生たちを楽器やインフラといったハード面だけでなく、業界に関するアドバイスなどソフト面でもバックアップすることで、彼らのスキルをみがきたいと考えていたという。当時も、そしていまも、2人にとってアフリカはまだ発掘されていない才能がたくさんある場所だった。
インタビューの中でエイコンは、「ぼくとマイケルは、アフリカ全土に音楽の大学を作る計画を話し合っていたんだ。道具や、ビジネスの知識を与えて、自分たちのスキルをみがいてもらうというコンセプトのね」と語ると、「アフリカにはたくさんの才能がある。当時ナイジェリアに向かった大きな動機の一つは、アフロビートの若者を発掘すること。そしてそのような機会を作るために門をひらくことを意識していたんだ」と、アフリカという地に込めた思いを告白している。
しかしながら、マイケルはエイコンとともにこの計画を実行に移す前、2009年に亡くなってしまった。そのため計画は止まったままであるものの、エイコンは将来的な計画の実現に意欲をもやしている。
またエイコンはこのインタビューにて、マイケルが世界に与えた文化的影響の大きさについても言及している。
マイケルという人物が残した遺産を知ってほしいというエイコンは、「結局のところ、ぼくは友人として、実在するマイケルという人物が、本当はどんな人間だったのか人々に理解してもらいたいんだ。それを促進するためにぼくができることして、ぼくの力が及ぶところで、人々の伝説に対する考え方に変化をもたらすことができるのであれば、それがぼくの使命なんだと思っているよ」と決意を述べている。