若くして、人気絶頂で謎の死を遂げたスーパースター、エルヴィス・プレスリーの真実の物語をバズ・ラーマン監督が映画化した『エルヴィス』。本作で、トム・ハンクスが、悪名高い強欲マネージャートム・パーカー役を演じたが、なぜ彼は魅力的でない役を引き受けたのだろうか。監督がトムとのやりとりを明かしている。
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この夏に公開された伝記映画『エルヴィス』では、オースティン・バトラーが主役のエルヴィス・プレスリー役を演じている。本作では、エルヴィスが名声を高めていく中、トム演じるパーカーと彼のマネージャーとしての関係を描く。
先日RTSロンドン・コンベンションで講演したバズ・ラーマンは、『エルヴィス』の撮影中、トム・ハンクスとオースティン・バトラーの2人と仕事をしたことについて話した。
ラーマン監督は当初、トムにこの役を演じてもらうために説得しなければならないことを予想していたという。しかし、一方でトムは、『エルヴィス』の脚本が完成する前からこの役に興味を示していたようだ。ラーマン監督は「彼は、彼のファン層が望まないキャラクターをやりたかった。すべての専制君主と同じように、トム・パーカーも共感できるところがあった。彼はエルヴィスを愛していた」と話し「トム・ハンクスはその役に向かって走り出したかったんだ。彼は反感を買うキャラクターをやるチャンスに飛びついたんだよ」と語った。
『エルヴィス』は、第75回カンヌ映画祭で12分間ものスタンディング・オベーションを受けたことでも話題となった。
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