大谷翔平選手が、エンゼルスと再契約したことが明らかになった。
日本人メジャーリーガー大谷翔平選手（28）が所属するエンゼルスはこのたび、大谷選手との年俸調停を避ける形で、年間3000万ドル（約43億5000万円）で1年契約の合意に至ったと発表した。
これは年俸調停の権利を持つ選手としては過去最高額で、来季以降フリーエージェントとなる大谷選手にとっては最後の契約となる。これまでの最高額は現ドジャーズのムーキー・ベッツ選手で、2700万ドル（約39億851万円）だった。
また日本人メジャーリーガーとしても史上最高額となる。これまでの1位は2018年にダルビッシュ有選手がカブスと契約した2500万ドル（約36億1600万円）。
なお大谷選手の今季の年俸は550万ドル（約7億9600万円）であることから、2450万ドルの増額となり、年俸の増額幅は史上最大の5.45倍となっている。これまでの増額1位はメッツのジェイコブ・デグロム選手で960万ドル（約13億9000万円）だった。
The Post紙のジョエル・シャーマンによると、今回の契約は年俸交渉の不確実性が取り除かれただけでなく、トレード市場での大谷選手の魅力を引き上げた可能性があるという。
昨シーズンMVPに選出された大谷選手は、今年も候補に上がる活躍を見せている。現在はヤンキースのアーロン・ジャッジ選手とそのポジションを争っているところだ。
大谷選手は現時点で15勝8敗、防御率2.35、213奪三振、打撃では.276、34本塁打を記録している。
なお年俸調停権を持つ選手が、レギュラーシーズン終了を前に調停を回避して大型契約を結ぶのは異例のことだという。
