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イーロン・マスク、ツイッター社買収を再提案! 一度買収を撤回したマスクの気が変わった理由とは?

イーロン・マスク Photo: STR/NurPhoto/Shutterstock NEWS
イーロン・マスク Photo: STR/NurPhoto/Shutterstock

イーロン・マスクが、ツイッター社の買収を再提案したことがわかった。

米電気自動車大手「テスラ」社のCEOイーロン・マスクは、今年4月、SNS大手「ツイッター」社の買収を提案。ツイッター社がこの案を受け入れる形で終結するのかと思いきや、マスクがツイッター社の偽アカウントやbotアカウントに対する姿勢に疑念を抱き、買収案を撤回したのだ。

しかし10月4日(火)、マスク側弁護人がツイッター社に対し、裁判を延期することを条件に、「2022年4月25日の合併契約によって完了された取引を締結させる」との書簡を送ったことが、E! Newsによって報じられた。

これにともない、ツイッター社のインベスター・リレーションズ部門が声明を発表。「マスク氏側が米証券取引委員会に提出した書簡を受け取りました。当社としては、1株当たり54.20ドルで取引を進める意向です」と明らかにした。

この取引が完了すれば、当初の買収案通り、その総額は440億ドル(約6兆3600億円)にのぼることになる。

ツイッター社はマスクが同社の買収を撤回した7月、会長自らが「ツイッター社の取締役会は、マスク氏が合意した価格と条件で取引を完了することを約束し合併契約を進めるため、法的措置を取る予定です」とツイートし、契約の執行を求めてデラウェア州の裁判所に提訴していた。さらに会長は当時、「我々は、デラウェア州での裁判に勝利すると確信しています」と宣言している。

そして、このデラウェア州での裁判は2週間後に開始される予定となっていた。専門家は、マスクが裁判前に対決姿勢を一転させ、買収を再提案した理由について、「勝てる見込みがないと考えたのではないか」と指摘している。

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