イギリス王室のキャサリン皇太子妃が、公務で訪れた北アイルランドにて皮肉のこもった言葉をあびせられたことがわかった。
「事件」が起こったのは10月6日(木)のこと。そのときの様子を、当事者の女性が携帯電話で録音していた。
この女性はキャサリン皇太子妃に対し、「お会いできてうれしいです。でもあなたが自分の国にいるときだったらよかったのに。そのほうが私たちのためになりますから」と声をかけたのだ。
Kate Middleton was told 'Ireland belongs to the Irish' by a member of the public during a visit to Belfast 👀 pic.twitter.com/wH5jntiODY
— The National (@ScotNational) October 6, 2022
皇太子妃は気まずそうに笑うのみにとどめたが、女性は発言を止めることはなく、「アイルランドは、アイルランド人のものです」と自らの主張を続けたのだ。
この日、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃夫妻は、北アイルランドのベルファストとキャリックファーガスにある慈善団体や地域団体を訪問していた。
その中の1つ、ベルファストにある自殺防止団体「PIPS」を訪れたウィリアム皇太子夫妻は、ボランティアのカウンセラーとともに、同団体の「希望の小箱」に荷物を詰め込んだそうだ。
また新しくできた屋外のストリートフードマーケット「Trademarket」も視察。カクテルづくりのレースに参加して楽しむ様子が見られた。
テレグラフ紙が報じたところによると、このアクシデントは夫妻がベルファストのアントリム・ロードにて市民と交流した際に起こったという。
なお、ウィリアム皇太子夫妻がこのような場面に遭遇するのはこれが初めてではない。
今年初めには、ベリーズの先住民族からの反発が強まったことにより、カリブ海ツアーの最初の訪問地からキャンセルを告げられたこともあった。
当初2人はインディアン・クリークにあるカカオ農園「アクテイル・ハ」を訪れる予定だったが、マヤ族の住人からの抗議により、訪問を取りやめていた。