カニエ・ウェストは、しばらくツイートすることができなくなりそうだ。
先日、インスタグラムの規制に違反したとしてアカウントを制限されてしまったラッパーのカニエ・ウェスト。その後、主張の舞台をツイッターへ移したが、「反ユダヤ主義」ともとれるツイートが物議をかもし、またしてもアカウントを凍結させる事態に発展したという。
カニエは自身のツイッターにて、「今夜は少し眠い。目が覚めたら、ユダヤの人々に『デス・コン3』を発しないとな」と、米軍の警戒体制強化を示す単語を用いた造語でツイートすると、「なにがおもしろいって、オレは実際のところ反ユダヤ主義にはなれないってことだ。黒人は基本的にユダヤだからな。みんなオレをおもちゃみたいに扱ってるけど、自分の意見と反する者をのけ者にしようとしているだけなんだろ」と主張していた。
このツイートは最終的にツイッター側から削除され、代わりに「このツイートはツイッターのルールに違反しています」との警告文が表示された。
この一連の騒動を受け、ツイッター側がコメントを出している。
ツイッターの広報担当は10月9日（日）、BuzzFeed Newsの取材に対し、「問題となっているアカウントは、ツイッターのポリシーに違反したため凍結されています」と回答した。
なお、ツイッターアカウントが凍結される前、カニエは「キャンセルカルチャーってだれがつくったと思ってる？」という内容や、「イランの若者たちは、44年にわたる独裁政治に反旗をひるがえして革命にみちびいた。世界は、彼らをサポートし、その勇気を称える必要がある」という内容を発信していた。
またNBCニュースは、カニエがインスタグラムのアカウントを制限された経緯について、彼がラッパーのディディとのメッセージのやりとりを掲載し、その中でカニエがディディに対し、「おまえは力の強いユダヤ系の人々にコントロールされている」という趣旨の内容を送っていた点が原因だったと報じている。
