映画『リメンバー・ミー』で主人公の曽祖母にあたるキャラクター「ココ」のモデルとなった女性が亡くなったことがわかった。109歳だった。
この女性の名はマリア・サルード・ラミレス・カバレロさん。10月16日(日)、メキシコ西部ミチョアカン州にある彼女が生まれ育った町、サンタ・フェ・デ・ラ・ラグナで息を引き取ったという。
報道によると、マリア・サルード・ラミレス・カバレロさんは地元では「ママ・ココ」と呼ばれ愛される存在だったという。ディズニーは公式には認めていないものの、2017年公開の映画『リメンバー・ミー』に登場する主人公の曽祖母「ココ」のモデルとなったのではないかと考えられている。
彼女の死は、ミチョアカン州のロベルト・モンロイ観光長官が16日(日)のツイートで公表。カバレロさんのことを「疲れ知らずの女性であり、人生のモデルとなる人物」と表現した。
Lamento profundamente el fallecimiento de Doña María Salud Ramírez Caballero, “Mamá Coco”, mujer incansable y ejemplo de vida, quien fuera inspiración para este amado personaje que dio la vuelta al mundo. Mis oraciones para su descanso y para que su familia encuentre resignación
— ROBERTO MONROY G (@robertomonroy1) October 16, 2022
ロベルト・モンロイ観光長官はツイートの中で、「『ママ・ココ』ことマリア・サルード・ラミレス・カバレロさんの死は非常に残念でなりません。彼女は疲れ知らずの女性であり、人生のモデルとなる存在でした。世界中から愛されるキャラクターにインスピレーションを与えた人物でもあるのです」とつづった。
TMZが報じたところによると、ディズニー側は「ココ」のモデルがカバレロさんであることを認めていないものの、彼女の家族は、ピクサーの制作チームが自宅を訪れ、しばらく一緒に暮らしていたと主張しているという。
『リメンバー・ミー』はメキシコを舞台に、「死者の日」に死者の国に迷い込んでしまったミュージシャン志望の少年の冒険を描いたアニメーション映画。「ココ」の声はアナ・オフェリア・ムルギアが演じていた。