ネット上での発言が物議をかもしているラッパーのカニエ・ウェストは、反ユダヤ主義的な発言をまったく反省していないようだ。
カニエは、イギリスの有名司会者ピアーズ・モーガンの2時間スペシャル番組で、ユダヤ人に関連する最近の軽蔑的なコメントの数々について語った。先日公開された先行クリップでは、ピアーズがカニエに対して、「ユダヤの人々に『デス・コン3』を発しないとな」というツイートを書いたことを後悔しているかどうかを尋ねた。
"I will say I'm sorry for the people I hurt…
"Hurt people hurt people, and I was hurt."
Don't miss a preview of Piers Morgan's extraordinary interview with Ye, formerly known as Kanye West, on TalkTV at 8pm.@piersmorgan | @kanyewest | @TalkTV | #PMU pic.twitter.com/qdhwQ5OFTU
— Piers Morgan Uncensored (@PiersUncensored) October 19, 2022
「発言したことを後悔しているのか?」というピアーズの質問に「いや、絶対にちがう」と答えた。すると「後悔すべきだ」と畳み掛けるようにピアーズは発言し、お互いが何度も同じことを繰り返すようにいっているのがわかる。
またピアーズが、カニエに対し「あなたが経験したと言う痛みと同じように人種差別的」と説明し、「同じことだ。人種差別は人種差別だ」問いかけた。するとカニエは、頭を上げて、「ああ、だから言ったんだ」と不機嫌な様子を見せた。
ピアーズはさらに、カニエに対して圧力をかけ続け「それで、あなたはそれが人種差別だと知っていて言ったのか?」と尋ねた。するとカニエは「そうだ、俺は火には火をつけて戦ったんだ。俺は水をかけられに来たのではない」とコメント。
しかしその後、カニエは口調を変えて、このツイッターで傷ついた人々に少しだけ謝罪をした。「俺が経験したトラウマとはまったく関係のない人たちの家族にも申し訳ないと思っているよ」と発言している。
またカニエは「傷ついた人は人を傷つける」という古いことわざを引き合いに出し、自分も傷ついていることをモーガンに話した。