黒人への人種差別に対する抗議運動「Black Lives Matter(黒人の命も大切)」が各地で行われるなど大きな影響を与えたジョージ・フロイドさん殺害事件。ジョージ・フロイドさんの死について人気ラッパーのカニエ・ウェストがコメントしたことで、遺族はネット上で嫌がらせを受けているという。
遺族の代理弁護士は、カニエがポッドキャスト「ドリンク・チャンプ」のエピソードでジョージさんの死について言及したことにより「彼らはインターネット上で、彼の死について再び憎しみのコメントを受け取っています。この恐ろしい事件を何度も何度も追体験しているのです」とコメントしている。
現在は削除されている「ドリンク・チャンプス」のポッドキャスト・インタビューでカニエは、ジョージさんの死因は公式に窒息死とされているにもかかわらず、フェンタニル注射したことが原因だとし、ミネソタ州警察官デレク・ショーヴィンのヒザは本当はフロイドの首にかかっていなかったと発言したのだ。
遺族の弁護士は「フロイドさんの死因に関するカニエの虚偽の主張に対し、訴訟を検討している」とコメントし、訴えを起こす可能性が高くなっている。
カニエといえば、ここ最近ネット上での問題発言で物議をかもしている。彼は、反ユダヤ主義的な発言を何度もしており、さらにイージーのファッションショーでは「ホワイト・ライブズ・マター」と書かれたシャツを着用。SNSにて「ブラック・ライブズ・マターが詐欺であったことは誰もが知っていることであり、もう終わったこと」と発言した。ショーに出席していたジェイデン・スミスは、このメッセージを見て早々に退席したという。またネット上だけでなく著名人などからも批判の声が殺到した。
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