トム・フェルトンが、ある俳優に「ヤキモチ」をやいていたことを明かしている。
俳優トム・フェルトンといえば、2001年から2011年にかけて8本の映画が公開された大人気ファンタジー『ハリー・ポッター』シリーズのドラコ・マルフォイ役で広く知られている。
そんな彼が10月18日(火)、回顧録「Beyond the Wand: The Magic and Mayhem of Growing Up a Wizard」を出版した。
この中で、当時同作品にて主人公ハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフと、シリウス・ブラックを演じたゲイリー・オールドマンの深い絆に「ヤキモチ」をやいていたことを明らかにした。
トムは回顧録の中で、ゲイリー・オールドマンのことを「実直で、控えめな人」と表現すると、「シリウスがハリーにとって父親のような存在となったとき、ぼくはゲイリーも、ダニエルにとってインスピレーションを与える存在になるのではないかと直感で思った。彼が演技力をみがき、スポットライトを浴びながら成長していくためにみちびく存在になるんじゃないかと」とつづった。
そして、「2人はユーモアの感覚や、スタッフと他のキャストへのアプローチがとてもよく似ていたように思えた。ぼくも含めて、周りにいる何人かは、そんな2人の絆に嫉妬していたと思うよ」と付け加えたトムは、「ゲイリーの影響もあって、ダニエルはぼくたちの誰よりも優れたスキルを身につけていった。この点において、ゲイリー・オールドマン以上に心強い味方なんていないだろう?」と、当時の率直な思いを明かした。
なおダニエル・ラドクリフ自身も、過去のインタビューでゲイリー・オールドマンへの思いを語っている。
ゲイリーとの共演を「人生において、かけがえのない経験だった」と語ったダニエルは、ゲイリー演じるシリウスの死についても「突然のシナリオだったから、ショックだった。なかなか受け入れられなかった」と明かしている。