サンディエゴ発Z世代インディ・ポップ・バンド オールモスト・マンデー(almost monday)が、10月13日(木)、代官山のSPACE ODDにて、一夜限りとなる初の来日公演を開催した。
オールモスト・マンデーは、米サンディエゴを拠点に活動する1998年生まれの3人、ルーク・ファブリー(ベース)、ドーソン・ドハティー(ヴォーカル)、コール・クリスビー(ギター)から成るインディ・ポップ・バンド。カルフォルニアの太陽やチルなエネルギーを感じる、ファンキーなベース・ライン、恍惚とした歌声、そして、踊りたくなるグルーヴが魅力だ。
2020年デビューEP「ドント・セイ・ユーアー・オーディナリー」をリリースし、ファースト・シングルの「ブロークン・ピープル」は米オルタナティブ・ラジオ・チャートでトップ20を記録。さらにApple Musicの有名プロデューサーでDJのゼイン・ロウにもピックアップされるなど、デビュー早々注目を浴びることに。
2021年7月には、セカンドEP「ティル・ジ・エンド・オブ・タイム」をリリース。表題曲は日本のラジオ等でもチャート・インするなどヒットを飛ばした。
そんなオールモスト・マンデーが、10月5日に、日本独自企画となる日本デビューEP「コフ・ドロップス(ジャパン・スペシャル・エディション)」をリリース。さらに、一夜限りとなる初の来日公演を開催した。
ライヴは、デビュー曲「ブロークン・ピープル」からスタート。歌詞には「だって僕たちはみんな壊れてるから/その理由はわからないけど/でもやるしかないから何とか気持ちを保ってる」とあり、同曲は誰もが抱える劣等感や不安などをZ世代目線で訴えていて、大胆なベースと力強いリフレインが体に響きわたる。
2曲目の「オンリー・ワナ・ダンス」(未発表曲)へと続き、ヴォーカルのドーソンがステージを動き回りながら、リズミカルなステップを披露する。時折カーリーヘアをクシャっとさせる仕草もキュートだ。
さらに「パーキング・ロット・ビュー」「ディスタンス」(未発表曲)を披露。とにかく踊りたくなる、自然とリズムを取れる心地よいサウンドとメロディがたまらない。
「自分は平凡だなんて言わないで/自分に厳しすぎるし/健康によくないよ」と、それぞれの個性をお祝いすることを歌った「ドント・セイ・ユー・アー・オーディナリー」を爽やかなサウンドでクールに歌い上げた。
さらに「ティル・ジ・エンド・オブ・タイム」、ヘイリー・ビーバーをタイトルにしたユニークな楽曲「ヘイリー・ビーブス」を披露したあと、「日本はずっときたかった場所なんだ!」と日本への愛を明かし、照れながら「どうもありがとう」「大好き」とキュートな日本語を披露してくれた。
後半では「ユー・ルック・ソー・グッド」(未発表曲)、さらにヒッチハイクをしようとしたら、元カノと遭遇したと言うコミカルな歌詞が印象的な「サン・キープス・オン・シャイニング」といった新曲を披露。心地よいサウンドは初夏の日差しを浴びているようだ。
そして、「二人で過ごした日々は束の間だったのに/ヒリつく日焼けのようにずっと君が消えない」とエモい歌詞がたまらない、ヒット曲「サンバーン」をパフォーマンス。ラストは日本デビューEPタイトルにもなっている「コフ・ドロップス」を披露すると、観客みんながアップビートのリズムに合わせてノリノリで手拍子し、一体感に包まれ大盛況の中、初の日本公演を締めくくった。
商品情報
オールモスト・マンデー
日本デビューEP『コフ・ドロップス(ジャパン・スペシャル・エディション)』
2022年10月5日(水)発売
UICH-1019 ¥1,980円(税込み)
購入はこちら:https://umj.lnk.to/almostmonday_JapanEP
新曲「コフ・ドロップス」
デジタル配信中:https://almostmonday.lnk.to/coughdrops