マシュー・ペリーが依存症克服の道のりを語っている。
俳優のマシュー・ペリーがこのたび、回顧録「Friends, Lovers and the Big Terrible Thing」のプロモーションのため、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに応じた。
その中で彼は、依存症から脱却するために何百万ドルもの大金を費やしたことを明かしている。
マシューは「おそらく900万ドル(約13億3,155万円)くらいはかけたかな。依存症を克服するためにね」と、とんでもない額をかけたきたことを語ると、最近アルコールとドラッグを断ってから18ヶ月目を迎えたことも打ち明けた。
マシューといえば、1994年から2004年にかけて放送されていたコメディドラマ「フレンズ」に、主要キャラクターの1人チャンドラー役で出演。「フレンズ」はニューヨーク・マンハッタンを舞台に、男女6人が繰り広げる友情や恋愛をユーモアたっぷりに描き、アメリカのみならず日本を含む世界中で社会現象を巻き起こすほどの人気となった。
昨年5月には、キャストが集結した同窓会特番「フレンズ:ザ・リユニオン」(日本ではU-NEXTで配信中)も放送され、当時の撮影の舞台裏やキャスト同士の恋愛などが赤裸々に語られた。
そんなマシューだが、ジョークが好きで周囲を常に笑わせるチャンドラーという役柄を演じていた「フレンズ」放送中の10年間、プライベートでは忙しさのあまり、深刻なドラッグとアルコール依存を抱えていた。ドラマ放送中の1997年と2001年、そして終了後の2011年に、依存症克服のためリハビリ施設に入っていたことも広く知られている。
回顧録では4年前、49歳のときには、麻薬性鎮痛薬「オピオイド」の過剰摂取により、生死をさまよう経験をしていたことも明かされているという。