チャールズ国王が、役職に関する重大な発表をした。
10月28日(金)、イギリスのチャールズ国王は、2021年まで次男ヘンリー王子がつとめてきた英国海兵隊元帥に自らが就任することを発表した。
これは英国海兵隊創立358周年を記念したもの。これにより、チャールズ国王が英国海兵隊の儀礼上の最高指揮官となる。
就任にあたりチャールズ国王は「総帥という役割をになうことは、この上ないよろこびです」と述べ、「過去3世紀半にわたり、私の家族の多くのメンバーがこの役割をつとめてきました。深い尊敬の念を抱きながら引き受けてきたこの役職に私も就くことができることを、大変光栄に思っています」と続けた。
さらに「英国海兵隊は、陸と海の両方で、卓越した他に類を見ない歴史を持っています。私はみなさんの勇気、決意、自己鍛錬、そしてもっとも過酷な状況においても耐えぬくというおどろくべき能力から、計り知れないインスピレーションを受けているのです」と同隊の功績をたたえたチャールズ国王は、「海兵隊ファミリーの一員となれることを大変光栄に思うとともに、近い将来、多くの方々とお会いできることを楽しみにしております。358回目の誕生日を迎えられたことを、こころよりお祝い申し上げます」と締めくくった。
なおチャールズ国王は、1971年から1976年までイギリス海軍に所属している。
このたびチャールズ国王が就任した英国海兵隊元帥は、ヘンリー王子が2020年3月に妻メーガン妃とともにイギリス王室を離脱するにあたって、2021年2月に返還されたもの。これまで後継者が選出されておらず、誰になるのかと憶測が飛び交っていた。
そんなヘンリー王子はこの発表の前日、“時限爆弾”とも呼ばれる自身の回顧録のタイトルと発売日を発表している。
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