億万長者のイーロン・マスクが買収したことで、終日ヘッドラインを賑わせているツイッター。ツイッター社のスタッフは、この買収以来、通常よりはるかに長い労働時間を命じられているのだという。CNBCが報じている。
Entering Twitter HQ – let that sink in! pic.twitter.com/D68z4K2wq7
— Elon Musk (@elonmusk) October 26, 2022
報道によると、ツイッターの管理職は一部のスタッフに対し、イーロン・マスクの締め切りに間に合わせるため、週7日、12時間勤務（1週間で84時間に相当）するよう指示したとのことだ。
イーロン・マスクによる、440億ドルでのツイッター買収は先週に成立したが、それ以前から同社ではレイオフの懸念が渦巻いていた。いつ、どれだけのスタッフが解雇されるのか、また、どのチームが最も影響を受けるのかは、まだ不明だ。
先週から、同社のスタッフにはタスクが課せられ、これは、誰が一生懸命働くかを見るためのイーロン・マスクのチームによるテストという声もある。
Insiderは以前、ツイッターの認証プロセスの変更に取り組んでいるスタッフに対して、「期待されているのは、文字通り、これを実現するために24時間365日働くこと」という内部メッセージが送られたと報じた。
CNBCはまた、スタッフが、11月上旬の締め切りまでに課題を完了しなければ、ツイッターでのキャリアが終わってしまうかもしれないと心配していると報じている。一方、ツイッターの管理職は、業績評価を行い、どの従業員を引き留めるべきかのリストをイーロン・マスクのチームに送るよう求められていると関係者はInsiderに語っていた。またニューヨーク・タイムズに対し、一部のマネージャーが「金曜と土曜の夜にツイッターのオフィスで寝た」と語っている。
ワシントン・ポストは、先週ツイッター本社で行われた議論に詳しい人物の話として、イーロン・マスクのチームがレイオフの第一弾としてツイッターのスタッフの4分の1程度を削減する計画であると報じていた。
果たしてこの先ツイッター社はどうなるのだろうか、今後も注目が集まる。
