キアヌ・リーブスは、マシュー・ペリーが著書の中で自身の名前を出すことを、まったく知らされていなかったようだ。
先日発売された俳優マシュー・ペリーによる回顧録「Friends, Lovers & The Big Terrible Thing」。この中でマシューは、何度かキアヌ・リーブスを引き合いに出しており、その描き方がポジティブなものではなかったことから、一部では「マシューはキアヌのことがキライなのでは」とも報じられていた。
例えば著書の中で、マシューが映画『ジミー/さよならのキスもしてくれない』で共演したリヴァー・フェニックスについて振り返った場面でのこと。
リヴァー・フェニックスは1993年に薬物の過剰摂取で亡くなっている。「リヴァーはうつくしい男だった。内面も外面も。そしてこの世界では美しすぎたんだ。早く亡くなるのはいつも、才能にあふれた人たちだ」とつづったマシューは、「なぜリヴァーやヒース・レジャーのような才能のある人たちが死んで、キアヌ・リーブスがまだ我々と一緒にいるんだろう」と、突然キアヌを引き合いに出した。
この文章は、「キアヌにはリヴァーほどの才能がない」と遠回しにほのめかしているようにも受け取れる。
他にも複数回、似たようなニュアンスでキアヌの名前を出していたことから、マシューには本の出版直後から批判の声が寄せられていた。
そしてこのたび関係者が「US Weekly」の取材に応じ、「キアヌにとって、あのコメントは突拍子もないものだったようだ」と語ると、「いずれにせよ、マシューにとっては逆効果だったと言えるだろう。最終的に謝罪せざるをえなくなったのだからね」と続けた。
本の内容への批判を受け、マシューはその後謝罪コメントを出している。
コメントの中で「じつはぼくは、キアヌの大ファンなんだ」とはっきり述べたマシューは、「適当に名前を選んでしまった。ぼくのまちがいだ。あやまります。ぼくはぼく自身の名前を使うべきだった」と、たまたまキアヌの名前を出してしまったと釈明した。