11月5日にこの世を去ったアーロン・カーターは、カニエ・ウェストを支援したいと考えていたようだ。
歌手のアーロン・カーターは亡くなる3日前の11月2日、ポッドキャスト番組「No Jumper」に出演。ラッパーのカニエ・ウェストが最近物議をかもす行動ばかりとっていることを非難したうえで、手を差し伸べたいと語っていた。
「ぼくの考えとしては、いまのところ、『カニエ、オマエはなんてバカなことしているんだ。白人がターゲットにされているわけでもなく、人種差別だとか偏見だとか、いろんな問題が巻き起こっている中で、『White Lives Matter』のTシャツを着るなんて』って感じ」と、先月カニエが着用して大炎上した『White Lives Matter』Tシャツの騒動を批判。「こういう問題が、『Black Lives Matter』運動のきっかけになったんだから。黒人コミュニティはこれまで、不公平に扱われすぎていたんだから」と持論を展開した。
さらにアーロンは、「ぼくがあの『White Lives Matter』Tシャツを見た時、『なんてことだよ。あいつマジでなにしてんの?』って思った」と率直な感想を述べると、「『ブラザー、本気かよ?ほんとにバカだな。考えが足りてないよ』ってね」と付け加えた。
このように、序盤は辛口で批判していたアーロンだったが、それでもカニエを救いたいという思いがあることも口にしている。
「彼と腹を割って話してみたいよ。バカなことをした彼の人生を、どうやったら逆転させられるのか、知的な会話ができると思う。ぼくも同じ立場だったからね」と、カニエとの対談を希望したアーロンは、「彼は何かと話題になるし、すばらしいマインドを持ってる。一緒に楽曲をつくるのもいいかもしれないな」と将来的なコラボの可能性まで語っていた。