ヘンリー王子は、回顧録であえてトラウマ的な子供時代を書くことによって、「解放感」を得られると考えているようだ。
ある王室関係の情報筋が「Us Weekly」に語ったところによると、ヘンリー王子は回顧録出版について「非常に大変なプロセス」ではあったものの、「現時点では後悔していない」という。
さらにこの情報筋は、「幼少期のトラウマ的なできごとを語るのは、非常にむずかしいことだった」と付け加えている。
ヘンリー王子といえば、1997年8月13日、まだわずか12歳だったころに、最愛の母ダイアナ元妃を交通事故で亡くしている。兄のウィリアム皇太子は当時15歳だった。
センセーショナルな内容であることが予想されている回顧録だが、当のヘンリー王子は同書が世間に与える影響が最小限になるよう配慮しているという。
情報筋は、「ヘンリー王子は、この本による影響を最小限におさえられるよう、バランスをとることに力をつくしてきた」とし、それでも自分の信念に忠実でありながら、出版社を満足させられるよう、つとめていると強調した。
回顧録を出版予定であることが報じられた当初、ヘンリー王子はこの本について「私は生まれながらの王子としてではなく、いま現在ここに存在する1人の人間として、この本を書いています」と宣言し、「私は長年にわたり、多くの帽子をかぶってきました。文字通りにも、比喩(ひゆ)的にも。私の物語を語ることで、人生の良かったこと、悪かったこと、失敗やそこから得た教訓を伝え、たとえどこの生まれであっても、私たちは自分たちが思う以上に共通点があるということを示す手助けができればと思っています」と著書に込めた思いを語っていた。
ヘンリー王子の回顧録「Spare」は来年1月10日に発売が予定されている。
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