アーロン・カーターの兄ニック・カーターに対する愛情は、ときに「不健康」なものだったと、友人が明かしている。
このたび「Page Six」の取材に応じたアーロン・カーターの友人ギャリー・マダティアンによると、アーロンはいつも、兄ニック・カーターとの関係を修復したいと語っていたという。
ギャリー・マダティアンはニックについて、「アーロンの血縁者として、もう少しがんばってほしかった」と語ると、「彼を批判するつもりはない。彼を尊敬しているから、悪く言うつもりはないんだ。彼は才能のあるアーティストで、ぼくも大好きだ。でもアーロンは特に、そんな兄に執着(しゅうちゃく)していた」と続けた。
そして「心を病んでいる人は考え方がちがう。彼は、兄の気を引きたくてちょっかいをかけていた」と述べたギャリーは、「それでも、兄に対してやってはいけないことだった。彼が求めていたのは助けだった。彼はだれかに助けてほしくて泣いていたんだ」と、最近アーロンが苦しんでいたことを告白した。
世界的人気ボーカルグループ「バックストリート・ボーイズ」のメンバーであるニックを兄に持ち、自らもアイドル歌手として、10代のころは華々しい日々を送っていたアーロンだったが、薬物依存や精神的な病に苦しんだことで、兄との確執も深まり、人気も低迷してしまっていた。
そんなアーロンが11月5日(土)、自宅のバスタブで亡くなっているところが発見された。34歳という若さだった。警察によると、事件性は低いという。
アーロンの代理人は、アーロンとニックの関係について、「亡くなる前に和解していた」と明かしている。
訃報を聞いた兄ニックはインスタグラムで悲痛な胸の内を明かしており、コンサートのステージ上で泣き崩れるなど、焦燥(しょうそう)した様子を見せている。
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