今月5日に自宅で亡くなっているところが発見された、歌手のアーロン・カーター。彼の10代の時の恋人で、歌手/女優のヒラリー・ダフが、まもなく発売される彼の回顧録(伝記本)の出版社を痛烈に批判した。
アーロン・カーターは生前、作家のアンディ・シモンズと共に約3年かけて自伝本「Aaron Carter: An Incomplete Story of an Incomplete Life」を共同執筆していた。今回この本が11月15日に発売されることが決定。しかし、アーロンが亡くなってからたったの10日後に同著を出版するというBallast Books社の決断を、元恋人のヒラリー・ダフは決してよく思っていないようだ。
ヒラリーはDaily Mail誌に対し「アーロンの死から1週間以内に、彼の作品の正当性などを確認せず、悲劇に乗じて本を無理やり出そうとしているのは本当に悲しいことです」と発言。さらに「アーロンの人生を、お金儲けの“おとり”のために薄っぺらいものにする行為には、嫌悪感を持っています。明らかに無知で冷酷な金目当てを容認することは決してできない」と、出版社の行動を強く批判した。
アーロンとヒラリーは2000年、同じティーンアイドルとして出会い、2003年までオンとオフの関係が続いていた。ニューヨーク・ポスト紙が入手したアーロンの伝記本からの抜粋によると、同著には「ヒラリーと僕(アーロン)はロサンゼルスのホテルでお互いバージンをささげた。彼女の13歳の誕生日だったと思う。あまりよく覚えていない。部屋に彼女の友達が入ってきて、『出てって!』と叫んだ」と書かれている。
アーロンとヒラリーの交際は有名であったが、その後アーロンが別のティーンアイドル、リンジー・ローハンと浮気をし、三角関係になったことも当時大きな話題となった。
また同著を共同で執筆したアンディ・シモンズは、この本のために3年間休みなくアーロンを取材してきたという。取材の中ではアーロンがマイケル・ジャクソンのネバーランドで過ごした夜、夜中に目を覚ますと、マイケルがベッドの端にしゃがみこみ、夢遊病のような状態になっていたことなども明らかになっているという。