映画『デッドプール』への出演などで知られる俳優のライアン・レイノルズが、過去にした仕事の中で「地獄」であった番組を明かした。
ライアン・レイノルズは11月7日、米情報番組「Today」にゲストとして出演。そこで、韓国のMBCで放送されていた番組「ミステリー音楽ショー:覆面歌王」に出演した際、とても後悔をしたと告白。
「ミステリー音楽ショー:仮面歌王」は、年齢、身分、職種を隠し覆面をかぶったスターたちが声だけで実力を誇る音楽バラエティ番組。韓国で2015年に放送を開始して以来、人気を博しており、2019年にはアメリカのFOXでリメイクされると、たちまち全米トップの視聴率を誇る音楽番組となった。また、これらの人気を受け、日本版も制作されており、「ザ・マスクド・シンガー」というタイトルでAmazonプライムビデオにてシーズン2まで配信されている。
【動画】『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2 予告編
ライアンはアメリカでリメイクされる前の2018年、『デッドプール』のプロモーションで韓国に滞在している際、「覆面歌王」に出演。彼は今回のインタビューで「俳優という仕事を長い間していて、世界ツアーに出ると、『その国でできる最も変なことをやりたい』って考えになるんだ。当時『覆面歌王』はアメリカに来る前で、スタッフがおすすめしてきた。僕は『出たい!出なきゃ』と言って、出演が決まった」と、経緯を語った。
【動画】ライアン・レイノルズが出演した「覆面歌王」
しかし実際本番になり、出演を後悔したというライアン。「なんで出演するなんて言ったんだろう?これは本当に恐ろしかった・・・この曲も知らないし、どうしらいいのか全くわからない」と、パニックになったそう。ちなみにライアンが歌ったのはミュージカル「アニー」からの楽曲「Tomorrow」であった。
この体験を「リアル地獄だった。トラウマになりそうだった」とオモシロおかしく話したライアン。彼はこの「Tomorrow」をパフォーマンスしたのち、マスクを取ると観客からは大きなオドロキの声が。同番組に欧米人が出演するのは当時初めてのことであったという。
ライアンはマスクを取った後、「みなさん、さっきのパフォーマンスは本当にごめんなさい」と観客に謝ったそうだ。