ケイティ・ペリーの行動が炎上する事態となっている。
11月7日(月)、自身のインスタグラムを更新した歌手のケイティ・ペリーは、ロサンゼルス市長選において、候補者である大富豪リック・カルーソに投票したことを報告した。
この中でケイティはロサンゼルスの投票所にて、親指を立ててほほえむ自身の姿を投稿するとともに、「投票に行く理由はたくさんあるけど、とにかくいま、ロサンゼルスはめちゃくちゃな状態だから」とキャプションを添えた。さらに「#letsgocaruso(カルーソがんばれ)」とのハッシュタグにて、だれに投票したか報告したのだ。
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ケイティが投票したリック・カルーソという人物は、ロサンゼルス市内にショッピングセンターを所有する大金持ち。長年にわたり共和党を支持していたが、今年1月、支持政党を民主党に変更した。
カルーソは共和党を支持していた期間、中絶反対の方針を示している上院議員のミッチ・マコーネルや前アメリカ大統領のジョージ・W・ブッシュに10億ドル(約1462億4160万円)近くを寄付していたことでも知られている。
また今回の市長選は、白人の大富豪カルーソと、黒人女性議員のカレン・バスの一騎打ちであったことも注目を集めるポイントとなっていた。
そんなケイティの投票報告を受け、ネット上で反応したのがコメディアンのトラヴォン・フリーだ。
トラヴォン・フリーはツイッターにて、「右派がどんなにとりつくろおうと、ケイティ・ペリーがリック・カルーソに投票したという事実は、金持ちの白人女性が最終的に自分の人生には何の影響ないにもかかわらず、他の多くの人々の生活を悪化させることになるニセ民主党員にしたこと以外のなにものでもない」とケイティの行動を批判した。
すると他のユーザーからも、「中絶権利擁護派の動画を投稿しておきながら、カルーソに投票するなんて、なんとも痛々しく、おろかな話だ」「ケイティ・ペリーがロサンゼルス市長選でリック・カルーソに投票したなんて、ただただ残念。ホームレス問題をないがしろにし、反中絶の人物に寄付したビジネスマンではなく、地域に根差した政治家であるカレン・バスに投票して」といった声があがった。
これらの批判を受け、ケイティは現在、投票に関連した投稿のコメント欄を閉鎖している。